DAWとは「Digital Audio Workstation」の略称、DTMとは「Desktop Music」の略称で、どちらもパソコンを使った音楽制作を意味しています。DAWでは、インストゥルメンタル編集(譜面打ち)はもちろん、オーディオデータ(生演奏録音・ボーカル録音)を同時に扱うことができ、パソコンの高性能化とともに、高音質化してきた音源データによりリアルで高品質な楽曲制作を行うことができます。「VOCALOID」などで見られる人気の高まりから“音楽制作魂”に火をつける勢いがある今だからこそ、これからDAWを始めようという方はもちろん、以前に制作・編集をしていた方や、もっと上手くバンド演奏をしたいという方も、音楽を通じて自分の才能を再発見してみませんか?
Steinberg社が開発をしているDAWソフト「Steinberg Cubase 8」(スタインバーグキューベース8)はプロも使う本格的なソフトですが、高い性能に反して扱いやすいため、DAWソフトの中でもダントツのシェアを誇ります。またVSTと呼ばれるプラグインの標準規格を策定したのがSteinberg社なので、多くの機能を後から簡単に追加できます。 追加できる機能として「BFD3」のような高品質なドラム音源データやエフェクター、アンプエフェクトなどがあり、こうした機能を使うことでプロが行う生演奏なみの表現を手軽に再現することが可能です。こうしたVSTプラグインや「Cubase」は、パソコンの性能向上と共に、高品質・高性能へと進化してきました。そこで、「Cubase 8」上で多数のトラックに対してエフェクトをかけてもしっかりと動作する、DAW・DTM編集向けパソコンをご用意いたしました。
impressで連載中の「メーカーさん、こんなPC作ってください!」にて、impress AV Watchなどで活躍されている、オーディオライターの藤本健氏に監修を依頼し、 今回のDTM/DAWマシンを製品化いたしました。 前編では、藤本氏にDAWの今と昔、今の流行、DAWソフト「Cubase」についてなど、詳しくお話を聞きました。 そして、後編では、製品化したDTM/DAW編集向けパソコンについて実際に「Cubase 8」や、ドラム音源「BFD3」を使って、実機レビューをしていただきました。詳しくは下記リンクからご覧ください。
様々な用途にあわせて、最適な構成を選べる、ハイパワーなデスクトップと、持ち運べるリーズナブルなノートの2モデルを用意しました! もちろん、フルカスタマイズが可能ですので、お好みの構成に変更することができます。
「Cubase 8」では、「ASIO-Guard」の機能によりマルチコアCPUが持つ『Hyper-Threading』の強力な処理能力を生かすことができるようになりました。例えば30トラックでエフェクトをかけても、音飛びなくリアルタイム再生を行う事が可能です。
メモリは2枚1組で動作させて高速化する、デュアルチャンネル構成です。メモリの速度も「Cubase8」ではパフォーマンスに大きく影響します。 また、容量も検証を重ね最適な容量を用意しました。※メモリ増設の際は、パフォーマンスを発揮させるため、必ず2枚一組で行ってください。
「BFD3」などのような高品質な音源データは容量が大きくなり、リアルタイム再生時では高速な読み込み速度が要求されるようになりました。DAW・DTM編集向けパソコンでは、OSやDAWソフトをインストールするドライブに加え、音源データをインストールするセカンドドライブを用意し、リアルタイム再生に堪えるパフォーマンスをもちます。
※デスクトップモデルのみ
DAW・DTM編集向けパソコンでは大型のCPUクーラーと、背面に静音ファンを標準搭載しました。長時間安定した動作を維持するため、冷却ファンは必須となりますが、静音性の高いものにこだわりました。またSSDを搭載することによる稼働部品の削減により、静音性をさらに高めています。
※デスクトップモデル(標準構成時)のみ
『コラボ工房』では、色々な企業様や著名人が持つ確かな知識・技術とパソコン工房のパソコンづくりで培ったノウハウをクロスオーバーさせて、柔軟な発想を元にフィニッシュ。 「あったらいいな」へお応えする、新しい・面白いパソコンを創りだしています。
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