CGWORLDコラボ |フォトグラメトリー向けパソコン
フォトグラメトリー向けパソコンについて
フォトリアルな3Dデータを取得する方法として定着しつつあるフォトグラメトリー。非常に手軽ではあるが、複数の撮影データを点群化、メッシュ化、テクスチャ化を行う一連の過程は、高い負荷がかかることで知られている。そこで今回、フォトグラメトリーを快適に行うための機材構成を探るため、多量の写真をつなぎ合わせ3D化するソフトウェア「Reality Capture」を使用して、3D背景アーティスト中村 基典 氏に「パソコン工房」のフォトグラメトリー向けモデルを検証してもらった。
CG MOVIE GARAGEについて
CG・映像専門メディア「CGWORLD」とクリエイター向けPC「SENSE∞ by iiyama」がタッグを結成!
これからはじめる初心者から、プロユーザーまで、さまざまなラインナップのコラボモデルが登場! あなたのCG・MOVIE GARAGEの可能性を∞(無限大)に広げよう!
フォトグラメトリー向けパソコン スペック
フォトリアルな3Dデータを作成する方法として定着しつつあるフォトグラメトリーは非常に手軽な方法ではありますが、大量の撮影データを合成し点群化、メッシュ化、テクスチャ化を行う一連の工程は、パソコンに非常に高い負荷がかかることで知られています。そこで今回、フォトグラメトリーを快適に行うためのスペックを、背景3Dアーティスト中村 基典 氏に実際のワークフローと同様に編集していただき最適なスペックを導き出し製品化いたしました。
GPU | 「Reality Capture」では、CUDAを使用したグラフィックスカードによる演算処理もCPUと並列して使用されるため、CUDAコア数の多いグラフィックスカードが最適となります。ビデオメモリ容量は大きくは影響しないため、コストパフォーマンスに優れるGeForceがおすすめのグラフィックスカードとなります。フォトグラメトリーによる3D化後、Unreal Engineなどで編集作業を行う場合、リアルタイムレイトレーシングが使用可能なGeForce RTXシリーズグラフィックスカードが最もおすすめの選択となります。 |
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CPU | 検証の結果、8コア以上のコア数に加え高い動作クロックなど、コア数と動作クロックのバランスに優れるCore i9やCore X シリーズ プロセッサーが最も最適なCPUとなりました。CPUのコア数だけでなく、グラフィックスカードも併用するため、グラフィックスカードに演算の指示も行える処理速度に優れるCPUが必要になります。 |
メモリ | 検証の結果、メモリは16GBではやや不足し、32GBが最適な容量となりました。より大きなデータを扱う場合においてメモリが不足するようであれば適切増設するとよいでしょう。また、Unreal Engineを使用しての編集や同時にZBrushやSubstance Painterを起動するなど複数のソフトウェアを使用する場合においても32GB以上が最適な容量となります。 |
ストレージ | 数百枚から数千枚の撮影データを読み込み、点群化する際に高速なSSDを使用することがおすすめとなります。また、Unreal Engineでの編集を行う場合、複数のバージョンをインストールして使用することから容量も500GB以上で必要に応じて増設をおすすめします。 |
背景3Dアーティスト 中村 基典 氏が徹底検証
フォトグラメトリー快適化を実現するためのPCスペックは?背景3Dアーティスト中村 基典 氏が徹底検証!
背景3Dアーティスト 中村 基典 氏
CG専門学校卒業後、都内のゲーム開発会社に就職。モバイル/コンシューマーゲームのリアルタイムレンダリング3D背景制作全般に携わる。CGWORLD2018年12月号にて「フォトグラメトリーを活用したフォトリアルな神社アセット」を寄稿。UnrealEngineマーケットプレイスにて神社アセットを販売中。
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