第7世代インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー (Kaby Lake)
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第7世代 Intel® Core™ プロセッサー・ファミリー(Kaby Lake)登場!
パソコンのCPUとして好評だった「第6世代インテル® Core ™ プロセッサー」の後継機として、第7世代 Intel® Core™ プロセッサー・ファミリー(Kaby Lake・ケイビーレイク)がついに登場。
Kaby Lakeは、前世代となるSkylakeをベースに最適化が行われたアーキテクチャであり、Skylake同様に14nmプロセスルールで製造されています。前述の最適化により、Skylakeの同グレードCPUに比べて数百MHz程度クロックアップを達成するなど、基本性能が向上しました。これによりプレゼンテーションソフトの利用や動画再生の際にも、より快適な動作を実現します。メモリコントローラーも改良され、従来のDDR3のサポート(※1)に加えて、より高速に動作するDDR4-2133/DDR4-2400メモリに対応(※1)しました。
また内蔵グラフィックスであるIntel HD Graphicsも進化し、Intel HD Graphics 600シリーズへ変更されています。Intel HD Graphics 600シリーズはMFX(Multi Format codeX)、VQE(Video Quality Engine)が改良されており、動画のエンコードやデコード時の機能や性能が向上しています。
性能の向上だけでなく、最新のDirectX 12やOpenGL 4.4に引き続き対応し、4K動画などで使用されるCodec HEVCやVP9の10bit/HDR出力に対応しました。また5,120×2,880/30pの高解像度をサポートするDisplay Portや、HDMI2.0(※2)に対応し、4Kの動画編集など最新技術を駆使するクリエイターにとっても最適なCPUとなっています。
※1:実際の搭載可能メモリーはマザーボードメーカーの仕様に準拠します。 ※2:実際の搭載ディスプレイ出力端子はマザーボードメーカーの仕様に準拠します。
第7世代 Intel® Core™ プロセッサー・ファミリー(Kaby Lake)関連情報
第7世代 Intel® Core™ プロセッサー・ファミリー(Kaby Lake)ベンチマーク
Kaby LakeとSkylakeの性能について、ベンチマークデータで比較しました。
CPU性能比較
Home と Creativeの2パターンで検証
※テスト用のビデオカードはGeForce GTX 1080 にて行っています
PC Mark 8 | ||
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HOME | Core i7-6850K(Broadwell-E) | 4385
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Core i7-7700K(Kaby Lake) | 4827
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Core i7-6700K(Skylake) | 4641
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Creative | Core i7-6850K(Broadwell-E) | 5578
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Core i7-7700K(Kaby Lake) | 6098
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Core i7-6700K(Skylake) | 5891
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Core i7-7700KとCore i7-6700Kを比べると、順当に動作クロックの上昇分だけスコアが増加しています。一方で、動作クロックの高さがスコアとして有利に働くPC Mark8では、Core i7-7700KとCore i7-6850Kを比べると、Core i7-7700Kのスコアがコア数の多いCore i7-6850Kを 上回っています。一般的な用途(Webブラウジング、文章編集、簡単な動画の編集、ビデオチャットなど)においては、Core i7-7700Kが最も快適なCPUとなるでしょう。
内蔵GPU(Intel HD Graphics)比較
Core i7-7700KとCore i7-6700Kを用いた、内蔵GPUの性能比較
3D性能比較 | ||
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Sky Diver | Core i7-7700K(Kaby Lake) | 4682
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Core i7-6700K(Skylake) | 4614
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Fire Strike | Core i7-7700K(Kaby Lake) | 1276
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Core i7-6700K(Skylake) | 1265
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僅かながらCore i7-7700KがCore i7-6700Kを上回っています。とはいえ、大きな差ではなくIntel HD Graphics 600シリーズとIntel HD Graphics 500シリーズのグラフィック性能はほぼ同等であるとみてよいでしょう。
Kaby LakeとSkylakeのベンチマークの詳細はこちら(実験工房) ※ベンチマークテスト環境についても実験工房のページをご確認ください。
Kaby Lake Skylake機能比較表
Kaby Lake | Skylake | |
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対応チップセット | インテル200シリーズ インテル100シリーズ |
インテル200シリーズ インテル100シリーズ |
対応ソケット | LGA1151 | LGA1151 |
製造プロセス | 14nm | 14nm |
最大動作クロック | 4.5GHz | 4.2GHz |
DDR4メモリ | 2400 | 2133 |
インテルOptaneテクノロジー | ○ | × |
インテルHDグラフィック | 600シリーズ | 500シリーズ |
HDR対応 | ○ | × |
Kaby Lake対応 Intel 200シリーズチップセット
Kaby Lakeに対応したチップセットとして、インテル200シリーズチップセットZ270/H270/B250/Q270がリリースされます。また従来の「H110」が最下位のグレードにおいてKaby Lakeに対応します。
なおCPUソケットにはLGA1151を引き続き使用することで、SkylakeとKaby Lake間にピン互換性を持たせています。
この互換性によってインテル200シリーズチップセットにおいても、Skylakeを使用することができ、同様にインテル100シリーズチップセットにおいてもKaby Lakeを使用(※)することができます。
インテル200シリーズチップセットは、インテルOptaneテクノロジに対応しており、M.2 SSDをキャッシュとして利用できます。さらにPCI-Expressレーンの数が増設されているため、これまで以上に容易にM.2ポートを活用して拡張性を持たせる事ができます。
※実際の対応状況はマザーボードメーカーの仕様によります。
チップセットシリーズ | インテル 200 シリーズ チップセット | ||||
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チップセット | Z270 | H270 | B250 | Q270 | Q250 |
対応CPU | Kaby Lake-S / Skylake-S | ||||
PCI Express レーンの最大数 | 24 | 20 | 12 | 24 | 14 |
USB3.0ポートの最大数 | 10 | 8 | 6 | 10 | 8 |
USB2.0の最大数 | 14 | 14 | 12 | 14 | 14 |
SATA 6.0 Gb/s ポートの最大数 | 6 | ||||
RAID構成 | 0/1/5/10 | - | 0/1/5/10 | - | |
PCI-Express | 3.0 | ||||
サポートされるプロセッサー PCI Express ポートの構成 | 1x16, 2x8, 1x8+2x4 | 1x16 | 1x16 | 1x16, 2x8, 1x8+2x4 | 1x16 |
オーバークロック対応 | ○ | × | |||
インテル® スマート・レスポンス・テクノロジー | ○ | × | ○ | × | |
インテル®Optane™テクノロジー | ○ |