CGWORLDコラボ |実写合成VFX向けパソコン
実写合成VFX向けパソコンについて
Youtube向けなどに実写合成のムービーを作成したい方に、所属ロックバンド「THE SIXTH LIE」のミュージックビデオやライブ映像、さらには他アーティストの作品も手掛ける映像ディレクター・VFXアーティストの涌井 嶺氏に検証協力していただき、スペックとコストパフォーマンスに優れるモデルを選定いたしました。
CG MOVIE GARAGEについて
CG・映像専門メディア「CGWORLD」とクリエイター向けPC「SENSE∞ by iiyama」がタッグを結成!
これからはじめる初心者から、プロユーザーまで、さまざまなラインナップのコラボモデルが登場! あなたのCG・MOVIE GARAGEの可能性を∞(無限大)に広げよう!
涌井 嶺氏検証済み 実写合成VFX向けパソコンスペック
実写合成・VFX合成にあたり、涌井 嶺氏のワークフローではBlenderなどのCG編集ソフトウェアや動画編集ソフトウェアが使われています。実写と背景の合成、さらにエフェクトを多用したVFXを行うBlenderでは「ビューポート」を多用し、完成形を確認しながらの作業が主力となるため、ビューポートの応答速度が作業効率に直結します。涌井 嶺氏の従来のPCではビューポートの表示に毎回10秒前後必要のため、この時間を軽減することを目的に検討を重ね、スタンダードモデルでは約3秒、アドバンスモデルでは約1秒という高速化を実現いたしました。
その上で、これから実写合成のムービー作成を始めようとお考えの学生や初心者の方にもお勧めしやすい様に、コストパフォーマンスも配慮して、今回のモデルを導き出しています。
CPU | 動画編集ソフトウェアの多くはCPU・GPUに対応していますが、ウエイトはCPUが重視されています。CPU性能が高いと特定の処理に強いだけでなく、ツールのレスポンス全般が向上します。作業全体を少しでも効率化したい方は、CPU全体のスペックにご注目ください。また、仕上げのレンダリング処理ですが、こちらはコア数とクロックが重要です。その点から、スペックとコストのバランスに優れるCore i7以上がおすすめとなります。 |
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GPU | GPU処理に対応するソフトウェアにおいてレンダリングやビューポートを実行する際は、GPUの有無が処理速度に大きく影響します。また、GPUが搭載するCUDAコアの世代や搭載数も処理に直結します。ビデオメモリ容量も欠かせないことから、スタンダードモデル、アドバンスモデル共に、8GB以上のビデオメモリを搭載する最新世代のグラフィックスカードを選択しました。 |
メモリ | 本モデルでは幅広いCG編集、動画編集ソフトウェアのスペックを十分に満たす32GBのメモリを搭載することで、機能を余すことなく発揮可能です。また、複数のツールを同時に起動して作業を行う場合においても、メモリ容量が多い方がスムーズな動作が期待できます。 |
ストレージ | 容量の大きい動画データを多数扱うパソコンでは、アクセススピードに優れるSSDの搭載が必須事項といえるでしょう。本モデルではより高速なNVMe対応SSDを搭載し、編集作業だけでなく、ツールの起動やデータの読み出し、保存をスムーズに行えます。データを制作後にSSDに保存していると容量を圧迫しますので、完成したデータの保存用にセカンドSSDやHDDの増設もご検討ください。 |
実写合成VFX向けパソコン 売れ筋ラインナップ
映像ディレクター/VFX Artist 涌井 嶺氏が徹底検証
高コスパのスタンダードモデルと、圧倒的な実力を兼ね備えたアドバンスモデルをチェック!
Ray Wakui / 涌井 嶺氏
VFXアーティスト、映像作家で、ロックバンド「THE SIXTH LIE」のドラムス“Ray”としても活躍。ほぼ全曲の作詞と、全ミュージックビデオ・ライブ映像などの監督・編集、アートの製作(殆どの作品がほぼ自主製作)を務める傍ら、プロの映像作家として他アーティストの作品も制作している。
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