CGWORLDコラボ |ハイエンドCG・VFX向けパソコン
ハイエンドCG・VFX向けパソコンについて
広告やCMなどの案件に加えて、映画製作などハイエンドCGを必要とするプロジェクトにも参画するオムニバス・ジャパン デジタルアーティスト 横田 創吉氏に監修いただき、ハイエンドCG・VFX向けパソコンを制作しました。
CG MOVIE GARAGEについて
CG・映像専門メディア「CGWORLD」とクリエイター向けPC「SENSE∞ by iiyama」がタッグを結成!
これからはじめる初心者から、プロユーザーまで、さまざまなラインナップのコラボモデルが登場! あなたのCG・MOVIE GARAGEの可能性を∞(無限大)に広げよう!
ハイエンドCG・VFX向けパソコン スペック
横田 創吉氏のワークフローで使用される工程としてモデリング、アニメーション、シミュレーションなどがあり、「Houdini」や「Maya」、「Nuke」など様々なツールが使用されます。
これらのうち、最もパソコンへの負荷が高く、時間がかかる作業としてシミュレーション関連とレンダリングが挙げられます。
シミュレーションは、水の流体シミュレーションや粒状シミュレーションを「Houdini」等のツールを使用し行い、パーティクルの数を増やすとパソコンへの負荷も処理時間も増加します。
その上、トライ&エラーを繰り返し、最終的にはレンダリングまで実行しないとチェックできないこともあり、膨大な時間を消費します。
これらの時間短縮に直結するパソコンの性能は作業の効率化にあたり重要な要素となります。
横田 創吉氏の日々の業務で行うシミュレーションだけでなくモデリング、アニメーションなど様々なゼネラリストの作業にも耐えうるスペックを検証を通して最適なスペックを導きだしました。
CPU | 横田 創吉氏のワークフローではシミュレーションやレンダリングを繰り返し実行するうえ、さらに同時に別の作業を実施する場合もあることから、CPUはコア数が最も重要な要素となり、Ryzen Threadripper Proや、Ryzen 9、Core i9などの16コアや32コア、64コアなど、コア数の多いCPUが最適となりました。 モデリングやアニメーションが中心になる場合などは動作クロックが高く、コアあたりの性能の高いRyzen 9、Core i9、シミュレーションも活用する場合はコア数に優れるRyzen Threadripper Proなど、ワークフローに応じてCPUを選択するとよいでしょう。 |
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GPU | 「Houdini」などを用いたシミュレーションが中心になる場合、グラフィックスカードは必要最低限の搭載で問題ありません。横田 創吉氏のワークフローでは、「Maya」や「Nuke」など、プロフェッショナルグラフィックスカードが推奨されている他のツールも併用するため、QuadroやQuadroの後継であるNVIDIA RTXグラフィックスカードの搭載が最適となりました。 |
メモリ | 「Houdini」を用いたシミュレーションを行うにあたりCPUの処理性能を最大限発揮するためにはメモリ容量がCPUに次いで重要となります。 Ryzen Threadripper Pro等のメニーコアCPUでは、CPUのコア/スレッド数に対して十分な容量のメモリを用意することがポイントとなり、1スレッドあたり1GB~2GBを目安に搭載することでCPUの性能を十分に発揮することができるのでおすすめです。 横田 創吉氏のワークフローでは4K以上の解像度や多数のパーティクルなど規模の大きい処理を扱うため、1スレッドあたり2GBの搭載が最適となりました。 |
ストレージ | 「Houdini」では、シミュレーション結果となるキャッシュファイルが多数ストレージ上に生成され、これらのキャッシュデータを使用して次のシミュレーション処理が実行されます。 シミュレーションの規模によりキャッシュファイルが大きくなることや、細かいランダムなファイルの読み書きが頻繁に行われるため、ストレージには読み書き(I/O)速度に優れる「SSD」を搭載することがおすすめです。 I/O性能に優れるストレージを使用することで、CPUで行ったシミュレーション結果をストレージに書き込む間のCPUの待ち時間を減らすことができ、シミュレーションの処理効率の向上にもつながります。 そのため、より高速なNVMe SSDや、転送速度が高速なPCI-Express Gen4に対応するSSDなどの搭載も効率を高めるうえでおすすめとなります。 また、シミュレーションや案件の規模によっては、キャッシュを保存するための容量も必要となるため、容量の増加ないしは、追加でキャッシュ専用のストレージを用意することもお勧めです。 |
ハイエンド向けのAMD製CPUが持つ真の実力をオムニバス・ジャパンが徹底検証!
求められるのは、高負荷な作業も快適に処理できる高性能なCPU
多彩な映像を手がける制作現場において、コストパフォーマンスに優れたAMD製CPUは、どれだけの性能を発揮できるのか。幅広い分野で魅力的な映像を生み出すと共に 新たな映像分野にも挑戦する企業が、AMD製のハイエンドCPUを搭載するPCを検証。そのパフォーマンスと使い勝手を、社内PCと比較した。
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