液晶モニター
ノートパソコンにも液晶モニターがおすすめ
デスクトップパソコンへの接続・表示はもちろん、ノートパソコンに外部映像出力(HDMI や DisplayPort)がある場合は、対応する液晶モニターをつなぐことで大きな画面で快適な作業が可能になります。
ウルトラワイドモニターとは
「21:9」などの横方向に長いタイプの液晶モニターで、従来の平面型に加え曲面(カーブ形状)の製品が登場しています。表示領域を増やすデュアルディスプレイと似た使い方ができる一方で1台で済むことで節電になる点、フレームの境目が無い点がメリットです。さらに、シネマスコープ対応の映像なら映画館の臨場感が味わえたり、対応ゲームでは視野が広がりプレイの幅が広がります。
4K液晶モニターとは
4K(3840×2160)に対応した液晶モニターは、今までのフルHD(1920×1080)解像度の表示画素が4倍になり、4K対応動画配信サービスなどの映像を非常に綺麗に映し出しすことができます。また、表計算やRAW現像など、広大な表示領域で作業効率がアップします。(パソコン側に4K解像度に対応する映像出力が必要です。)
グレア・ノングレアとは
画面に光沢のある「グレアパネル」は写真や動画がくっきりきれいに見えます。反対に、光沢の無い「ノングレアパネル」は、外光の映り込みが少なく、長時間疲れにくいといった特徴があります。
視野角ついて
画面に対してどのくらいの角度範囲まで綺麗に見えるかを示し、一般的に角度が広いほど目線をずらした際の画質の変化が少なくなり、快適に使用できます。
コントラスト比について
画面内の「白」と「黒」の輝度の比率になります。輝度は画面の明るさを表す単位で数字が大きいほど明るいこととなります。コントラスト比は最大輝度となる「白」と最小輝度となる「黒」の比率となり、この値が大きいほどメリハリのあるくっきりはっきりした画質になると言われています。
リフレッシュレートとは
1秒間に画面を切り替える回数。PC用液晶モニターのリフレッシュレートは人間が映像を滑らかと感じる60Hz(1秒間に60回画面を切り替える)が主流です。ゲーム用途などでさらなる滑らかさを求めて、120Hz以上のより高速な製品も発売されています。
応答速度について
画面の色の切り替わり速度のことで、一般的には「黒」→「白」→「黒」と切り替わりにかかる時間を指します。速ければ速いほどスムーズな画面切り替えとなりますが、あくまでも「黒」→「白」→「黒」と変わるときのみのスピードを指していますのでこの数値が大きいからものすごく遅く見えるといったわけではありません。
パネル駆動形式について
応答速度 | 視野角 | コントラスト | 色再現性 | 製造コスト | |
---|---|---|---|---|---|
TN型 | 速い | 狭い | 普通 | 低い | 低い |
VA型 | 普通 | 普通 | 高い | 普通 | 普通 |
IPS型 | 遅い | 広い | 低い | 高い | 高い |
主にTN型、IPS型、VA型が流通しており、TN型は「安価で応答速度が速い」、IPS型は「視野角が広い、色再現性が良い」、VA型は「高コントラスト、応答速度が速い」といった特徴をもちますが、各方式とも技術革新により苦手分野を補っています。
入力端子
画質に有利なデジタル方式(DVI、HDMI、DisplayPort)と、互換性の高いアナログ形式(D-sub)があります。接続するパソコン・モニターの両方で対応する規格のケーブルで接続を行います。HDMI形式はAV家電製品で広く採用されているため入力ができると用途が広がります。
パネル用途別提案
色再現性が必要なデザイン、映像編集用途ならIPS方式またはVA方式がお勧めです。速度が必要なゲームや動画鑑賞ならTN方式が良いでしょう。それぞれ、発色の良さが必要ならグレアタイプ、使用時間が長く、光の映り込みが気になる場合はノングレアタイプをお勧めします。
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