SSD
SSDとは
SSD(ソリッドステートドライブ)は、HDD(ハードディスクドライブ)に代わるフラッシュメモリを用いてデータの読み書きを行う記録媒体です。内部にモーターを搭載するHDDと違い物理的な動作を行う部分がなく構造がシンプルなため、HDDと比べて高い耐衝撃性・省電力・軽量などのメリットがあります。
高速な読み書きでイライラ知らず!
HDDより高速な読み書きを実現するSSDは、Windowsやアプリケーションの起動時間を大幅に短縮できます。使用環境にもよりますが、Windowsやアプリケーションの起動時間を1/3以下にすることも可能です。ストレージにマップなどのデータが格納されていることが多いオンラインゲームでは、マップの切り替わり時間の短縮にもなり、一緒にプレイしているプレイヤーを待たせることがありません。起動を待つイライラがないのでプレイに集中しやすくなるでしょう。
また、従来のSSDはHDDと同じS-ATAインターフェイスの製品が主流でしたが、最近はより高速なM.2インターフェイス接続のSSDも普及しています。M.2の主な製品にはS-ATA接続とNVMe(Non-Volatile Memory Express)接続があり、S-ATA接続は2.5インチSSDと同じ速度ですが、NVMe接続なら10倍以上にもなり、Windows、アプリケーションの起動や大容量データの読み書きも快適です。
種類 | 読み込み速度(MB/s) |
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HDD(SATA3) | 231
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SSD(SATA3) | 550
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SSD(M.2 Gen3) | 1844
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SSD(M.2 Gen4) | 6409
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※パソコン工房独自のスコアであり動作を保証するものではありません。
オススメの容量は?
Windows 11は、クリーンインストール後は概ね20~40GBほどの容量となり、Windows 11は今後もWindows Updateを経由して新しい機能の実装などが図られるため、システムファイルの容量は増えていきますので64GB以上を確保しておいたほうが良いでしょう。
また、Officeやその他アプリケーションをインストールすると、5~15GBは必要となります(アプリケーションの種類と数によります)。
そして注目はゲーム容量です。人気オンラインゲームの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」は60GB以上、『PSO2 ニュージェネシス』では90GB以上、アクションゲームの「DEATH STRANDING」は80GB、Microsoft Flight Simulatorでは150GB以上が必要です。
※今後の更新やパッチファイル等のダウンロードによって、必要な空き容量は変化する可能性があります。詳しくは各ゲーム公式サイトをご確認下さい。
Windows 11 | Office 2021等のアプリ | ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ | 『PSO2 ニュージェネシス』 | DEATH STRANDING | Microsoft Flight Simulator |
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20~40GB+α | 5~15GB | 60GB~ | 90GB~ | 80GB | 150GB~ |
この様に、OS+Office+ゲーム1~2本でもあっという間に100GB以上を使用してしまいます。
「これだけなら240GBあれば大丈夫」と思うかもしれませんが、このSSDをさらに使い続けることを忘れてはいけません。
使い続ける間に、Windowsのアップデート、新たなアプリやゲームのインストール、保存する画像や動画ファイルが加わると、使用量はどんどん膨れ上がります。
また、SSDは容量の大半を使ってしまいますと、作業中のデータを一時保存するキャッシュ機能が効きにくくなり、パソコンのパフォーマンスにも影響が出てきます。
パソコンの使用用途により必要な容量は変わりますが、ゆとりを持って使い続けるためには、480GB以上のSSDがお勧めです。
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 空き容量
『PSO2 ニュージェネシス』 空き容量
DEATH STRANDING 空き容量
Microsoft Flight Simulator 空き容量