

iPhoneやiPad、iPod touchなどiOS系デバイスのユーザーは、スクリーンタイムを有効にするとiPhoneやiPadなどを「どのくらい利用したか」「どのアプリを何時間利用したのか」がわかります。ここではスクリーンタイムを通じて、iOS系デバイスの利用状況を把握する方法を解説します。
※本記事では、iPhone 12(iOS 16.1.1)を使用して、検証を行っています。
スクリーンタイムを有効にする方法
スクリーンタイムを利用するため、まずは「設定」→「スクリーンタイム」をタップしましょう。
遷移した画面で「スクリーンタイムをオンにする」をタップすると、スクリーンタイムについての概要が表示されます。画面下の「スクリーンタイムをオンにする」をタップしてください。
続いてデバイスの所持者確認が表示されます。自分の端末の場合は「これは自分用のiPhoneです」を、子ども用の端末の場合は「これは子供用のiPhoneです」をタップすると、それぞれの設定が有効になります。
設定が有効になるとiPhoneやiPadの利用時間が計測され、リアルタイムで確認可能です。
スクリーンタイムのパスコード設定方法
スクリーンタイムにパスコードを設定すると、自分だけがスクリーンタイムの設定を変更できるようになります。また、パスコードの設定でお子様のデバイスに対しても、適切な設定が可能です。
「設定」→「スクリーンタイム」→「スクリーンタイムパスコードを使用」をタップします。
パスコードの入力画面が表示されるので、4桁の数字を入力してください。次に再入力の画面になるので、先ほどと同一の4桁の数字を入力します。
続いて、スクリーンタイムパスコードの復旧画面が表示されるので、Apple IDを入力し、右上の「OK」をタップします。Apple IDの下にパスワード入力エリアが表示されますので、パスワードを入力し、右上の「OK」をタップしましょう。これで、スクリーンタイムパスコードを忘れた場合に、Apple IDで復旧が可能です。
レポートの表示方法、制限の設定方法
ここまでの設定によって「スクリーンタイム」を通じて、自分がiPhoneやiPadなどをどのくらい利用したか、どのアプリを何時間利用したのかを把握できます。では、スクリーンタイムを表示して「すべてのアクティビティを確認する」をタップしましょう。
すると、スクリーンタイムが「週」と「日」で表示され、タップによって切り替えが可能です。利用したアプリの時間は、アプリが属するカテゴリ(下の画面では「SNS」「クリエイティビティ」「エンターテイメント」というカテゴリで分けられています)でまとめて表示されます。
他の表示内容も見ていきましょう。「よく使われたもの」では、アプリそれぞれの利用時間が表示され、多くの時間を使ったものから順番に上から並びます。
「カテゴリを表示」をタップすると、先ほどのアプリが属するカテゴリにまとめられた利用時間が表示可能です。
また「AppとWebサイトを表示」をタップすると、各アプリの表示に戻ります。「よく使われたもの」に表示されているアプリの1番下にある「表示を増やす」をタップすると、すべてのアプリの利用時間を確認できます。
「持ち上げ」では、デバイスを持ち上げた回数と、その際に使用したアプリが確認可能です。
「通知」では、アプリから届いた通知の回数を確認できます。
以上の通り、スクリーンタイムからさまざまな情報が取得可能です。スクリーンタイムを通じて、自分自身のデバイスとの向き合い方や自己管理につなげていくといいでしょう。

Web制作集団「kanvas」として活動する福岡県在住のWebデザイナー。著作に『思わずクリックしたくなる バナーデザインのきほん』(インプレス刊)。制作業務とともにオンライン講座を手がけるほか、Twitterで日々の活動を積極的に発信する。
https://kanvas.fukuoka.jp/