ExcelなどのMicrosoft Office製品に搭載されている簡易なプログラミング言語であるVBA。これを活用すれば、単純な作業を自動化させ、仕事を早く終わらせることができます。今回の記事ではExcel上でVBAを扱うための設定についてご説明します。

チャレンジ&ナレッジ最終更新日: 20181030

時短テクニック Excel VBA:環境構築編

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ExcelなどのMicrosoft Office製品に搭載されている簡易なプログラミング言語であるVBA。これを活用すれば、単純な作業を自動化させ、仕事を早く終わらせることができます。今回の記事ではExcel上でVBAを扱うための設定についてご説明します。

Excel VBAとは、マクロとは?

実際のプログラムの作り方に入る前に、VBAについて改めて紹介します。すでに知っている方は、読み飛ばしてください。VBA(Visual Basic for Applications)はMicrosoft Office製品に搭載されているプログラミング言語のことで、Word、Excel、PowerPointなどのソフトウェア上でプログラムを作成・実行することで、それらソフトウェアの機能を拡張したり操作を自動化させたりすることができます。

VBAという言葉は、よくExcelの[マクロ]と混同して用いられますが、マクロとはExcelソフトウェア上の複数の手順を予め記録し定型化しておいて実行させる[機能]や作成した定型処理そのもののことを指しますが、VBAはプログラムを記述する[プログラミング言語]のことを表します。

VBAを扱えるようになれば、Excelでこれまで手作業でしか行えなかったような業務を自動化して大幅に効率アップできるようになります。デスクワークが中心の人はぜひ知っておくと武器になります。プログラミングの入り口として学習してもよいでしょう。

[開発]タブを表示させてVBAを使用できるようにする

このVBAおよびマクロの機能は、Excelの画面上部のリボン内の[開発]タブから扱うのですが、Excelの標準の状態では[開発]タブが表示されていないので、まずそれを表示させます。以下の手順で行います。

Excel[開発]タブの表示の仕方

  • 1.[ファイル]タブをクリックして開き[オプション]をクリック
  • 2.[リボンのユーザー設定]をクリック
  • 3. 画面右側[開発]項目のチェックをオンにして[OK]をクリック
  • 4. Excelのリボン内に[開発]タブが追加

1.[ファイル]タブをクリックして開き[オプション]をクリック

[ファイル]タブを開き、[オプション]をクリック[ファイル]タブを開き、[オプション]をクリック

2.[リボンのユーザー設定]をクリック

[Excelのオプション]というウインドウが表示されます。

左下部にある[リボンのユーザー設定]をクリックしてください。

[Excelのオプション]左下部[リボンのユーザー設定]をクリック[Excelのオプション]左下部[リボンのユーザー設定]をクリック

3. 画面右側[開発]項目のチェックをオンにして[OK]をクリック

右側のエリアの中の[開発]という項目があり、デフォルトではそのチェックボックスがオフになっているはずですので、そちらをクリックしてチェックボックスをオンにし、[OK]をクリックして閉じてください。

[開発]のチェックボックスをオンにして、[OK]をクリック[開発]のチェックボックスをオンにして、[OK]をクリック

4. Excelのリボン内に[開発]タブが追加

そうするとExcelのリボン内に[開発]タブが追加されていることがわかります。

[開発]タブが追加されている[開発]タブが追加されている

VBE(Visual Basic Editor)を起動してプログラミングコードを書き込む

定型化処理のプログラムを作成するにあたって、Excel VBAではそれを[Visual Basic Editor(VBE)]と呼ばれる統合開発環境の中で作成していきます。

まず、[開発]タブの一番左にある[Visual Basic]をクリックしてください。すると以下のVBEの画面が現れるので、上部の[挿入]メニューから、[標準モジュール]をクリックしてください。

[開発]タブの一番左にある[Visual Basic]をクリック後、上部の[挿入]メニューから、[標準モジュール]をクリック[開発]タブの一番左にある[Visual Basic]をクリック後、上部の[挿入]メニューから、[標準モジュール]をクリック

VBAプロジェクトとして[標準モジュール]が追加され、以下の画面が現れます。

左ペインのVBAプロジェクト内に [標準モジュール]が追加された左ペインのVBAプロジェクト内に [標準モジュール]が追加された

あとはここにVBAの文法にそってプログラミングのコードを書いていきます。

まずは非常にシンプルなコードでVBAが無事動作するかを確認しましょう。

左ペイン内に[Module1]というものが表れていると思いますので、それを選択し、右ペインに白い領域が表れていることを確認した上で以下のコードをコピー&ペーストしてください。

Sub Test()
MsgBox ("Hello Excel World")
End Sub

プログラミングでは、コードを何十行から何百行、何千行…と書いていきます。VBAでは、実行する命令の1つのまとまりのことを[プロシージャ]と呼びます。上記の[Sub]と[End Sub]で挟まれたまとまりを[Subプロシージャ]と呼びます。プロシージャにはいろいろな種類がありますので、別の機会にご紹介したいと思います。ちなみに上記の“Test”の部分はプロシージャ名であり、ここは任意の名前を作成できます。日本語でも構いません。

コードを貼り付けると以下の画面のようになっているはずです。

3行のプログラミングコードを[標準モジュール]内の[Module1]に記述3行のプログラミングコードを[標準モジュール]内の[Module1]に記述

では記述したプログラミングコードを実行してみたいと思います。上記に記した3行のコードの中にマウスカーソルを一度おいてから、以下の画面の赤枠で囲った[▶]のボタンをクリックしてください。そうすると以下の画面のように、[Hello Excel World]というメッセージのウインドウが表示されます。

[Hello Excel World]というウインドウが出現した[Hello Excel World]というウインドウが出現した

コードの中のMsgBoxとは、ここでは後ろの括弧の中に任意の文字列などをいれて、その文字列を画面に表示するための命令だと思っておけばよいでしょう。

ここまでで、VBEの中にExcel VBAのプログラミングコードを記述し実行させることを確認しました。今後Excel VBAを用いた様々な処理についてご紹介していきたいと思います。

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ライタープロフィール パソコン工房NEXMAG
[ネクスマグ] 編集部

パソコンでできるこんなことやあんなこと、便利な使い方など、様々なパソコン活用方法が「わかる!」「みつかる!」記事を書いています。

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