ゲーミングPCのLEVELθ(レベルシータ)に新モデル「LEVELθ ピラーレスモデル」が登場いたしました。本記事でフォトレビューいたします。

気になる製品最終更新日: 20240418

ゲーミングPC「LEVELθ」に追加されたピラーレスモデルをフォトレビュー!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

iiyama PCより発売中の「LEVELθ(レベル・シータ)」は、これからPCでゲームを始めたい初心者からPCを買い替え予定の経験者に快適なゲーム環境をお届けするゲーミングPCシリーズです。
次々とPCケースメーカーから新製品がリリースされている、流行りのデザインとなる、2面ガラス、ピラーレス構造のミニタワーケースを採用した新モデル「LEVELθ ピラーレスモデル」を2024年4月18日に発売開始いたしました。本記事では、この「LEVELθ ピラーレスモデル」について、フォトレビューを実施いたします。

※一部写真はテスト機を使用しておりますため、ロゴシールの種類や位置など最終仕様と異なる場合がございます。

パソコン工房で LEVELθ を見る

ショーケースを彷彿させるピラーレス構造のミニタワーPC

LEVELθ ピラーレスモデルは、その名の通りピラーレス構造のミニタワーケースを採用することで、ケース内部のパーツやLEDファンの輝きがより映えるモデルです。フロントとサイドの両方から内部もよく見えることから、ナナメ置きや横置きにしても「映える」ため人気が高まっているデザインのケースです。

なお、ピラーレスは自動車用語でも使われており、フロントドアとリアドアの間にあるBピラー(センターピラー)を外し、乗降や荷物の出し入れをしやすくした車体の事を指します。
ここでは、ピラーとは「柱」を意味します。レスは「無い」を意味します。
そしてPCケースのピラーレスは、フロントとサイドのパネルにガラスを採用、そして正面から見て左の支柱を外した構造となります。これにより、正面、左斜め、左サイドの広い範囲からケース内部をクリアに見ることができます。
PCケースのピラーレスは、赤枠部分の支柱を削除PCケースのピラーレスは、赤枠部分の支柱を削除

コンパクトかつスタイリッシュなデザイン

ここでは本体の外観を確認していきます。サイズは約350×210×392mm、容量は約29Lです。
ケース正面と正面左はガラスパネルのため、グラフィックスカードや排気ファンを存分に見ることができます。下部のメッシュ部分は吸気口の役割もあるほか、電源やドライブベイがあります。
特に左斜め前方から見ると、「ケース内部が良く見える」というピラーレス構造の特徴を強く実感できます。
正面や左サイドのガラスパネル正面や左サイドのガラスパネル

正面右はフラットなスチール製パネルとなります。
正面右サイドのスチールパネル正面右サイドのスチールパネル

天面と底面にはダストフィルターが設置されています。
天面のダストフィルター天面のダストフィルター
底面のダストフィルター底面のダストフィルター

ケース内部は、背面に1基、天面に2基の120mmファンが搭載されています。このファンはLED対応で、ブラックモデルは赤色、ホワイトモデルは青色、さくらモデルはさくら色に光ります。実際に起動してライトアップされたブラックとホワイトモデルをご覧ください。
ケースのLEDを点灯の様子ケースのLEDを点灯の様子

右置き時にアクセスしやすいコネクタ配置

本製品は正面や左側から見て内部が映える構造のため、基本的に使用者の右方向に設置することを前提としています。
それは外観だけでなく、IOパネルの位置も同様で、前面や天面ではなく、左サイドの下部に搭載されており、ユーザーの右斜め前に設置することで、アクセスしやすくなっています。
なお、前面(左側面)のコネクタ類は、左からUSB 3.0×2、ヘッドホン/マイク、リセットボタン、電源ボタンです。
前面(左側面)のコネクタ類前面(左側面)のコネクタ類

背面IOパネルのコネクタは、搭載CPU(マザーボード)により異なりますので、製品ページをご確認ください。
背面のコネクタ類背面のコネクタ類

ケース内部へのアクセスは、背面のネジを2カ所外してサイドパネルを後方にスライドさせることで取り外せます。
このネジを外すとパネルが開閉可能このネジを外すとパネルが開閉可能
正面右のパネルを外すと、電源やドライブベイが確認可能正面右のパネルを外すと、電源やドライブベイが確認可能

基本性能や冷却能力を確認

ここではLEVELθ ピラーレスモデルの基本スペックについて解説いたします。
なお、LEVELθ ピラーレスモデルのスペックは、他のLEVELθと同じラインナップとなり、3種類のCPU、4種類のグラフィックスカードを選べます。

フルHDからWQHDで快適ゲーミングが可能なスペック

CPUにはリーズナブルかつパフォーマンスのバランスに優れる「インテル Core i5 プロセッサー」、または「AMD Ryzen 5 プロセッサー」を採用しており、ゲームはもちろん同時にボイスチャットや動画の配信も行えます。
そしてグラフィックスカードは、GeForce RTXシリーズのRTX 3050 6GB~RTX 4070をご用意。フルHDからWQHDの解像度でゲームを快適にプレイ可能です。

ベンチマークで性能や温度をチェック

CPUとグラフィックスカードの性能、そして温度についてベンチマークテストを実施します。ピラーレスケースは前面吸気ファンが無いため温度が大丈夫か気になる方もいると思いますので、今回は温度も計測しています。CPUクーラーが小型のトップフローの場合において温度がどうなるかご注目ください。

・搭載CPU:Ryzen 5 7500F
・搭載グラフィックスカード:GeForce RTX 4060
・CPUベンチマーク:PassMark PerformanceTest(CPU Benchmarks)
・3Dベンチマーク:ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク(最高品質、解像度フルHD)
・温度計測:HWMonitor

PassMark 温度:アイドル 温度:負荷時
Ryzen 5 7500F 26886 53℃ 85.3℃

CPUスコアと温度

FF14ベンチマーク 温度:アイドル 温度:負荷時
GeForce RTX 4060 21807 27℃ 62℃

グラフィックスカードスコアと温度

結果として、スコアに問題が無い事だけでなく、負荷時でもCPUは80℃台、グラフィックスカードは62℃と、問題ない冷却性能が確保されていることが分かりました。

カスタムでメモリやストレージの容量アップが可能

本製品をご購入時は、カスタムでメモリ、ストレージ容量が変更できます。また、高性能グリスの塗布といったカスタマイズも可能です。
周辺機器では、プレイヤーをサポートするデーミングデバイスを多数ラインナップ。初心者にもご安心の液晶モニター・ゲーミングキーボード・マウス・ヘッドセットのスターター4点セットもご用意しています。

内部が映えるスタイリッシュなゲーミングPCをお探しの方におすすめ!

以上、LEVELθ ピラーレスモデルのフォトレビューをお送りいたしました。本製品はピラーレス構造の利点を生かし、ケース内部をクリアに見通せるデザインとなっています。スペックもゲーミングPCとして不足なく、性能、デザインのバランスに優れた製品に仕上がっています。
ゲームはもちろん編集などのクリエイト用途も十分にこなせますので、録画したゲーム動画を編集して投稿したい人にもおすすめです。
ゲーミング+動画編集のコーディングを同時に行いたい人はLEVEL∞の上位モデル、ゲーム専用ならLEVELθの様に、ぜひ皆様の用途にピッタリのモデルをお選びください!

OS Windows 11 Home / Pro(オプション)
搭載CPU Core i5-12400F / Ryzen 5 4500 / Ryzen 5 7500F
CPUクーラー Intel / AMD トップフロー
チップセット インテル B760(Core i5モデル) / AMD B550(Ryzen 5 4500モデル) / AMD A620(Ryzen 5 7500Fモデル)
メモリ容量 16GB / 32GB
グラフィックス GeForce RTX 3050 6GB / 4060 / 4060 Ti 8GB / 4060 Ti 16GB / 4070
ストレージ NVMe SSD:500GB / 1TB
LEDケースファン 背面12cm×1 / 天面12cm×2
オーディオ機能 High Definition Audio subsystem
ネットワーク 1000BASE-T
電源 650W 80PLUS BRONZE
ケースサイズ
(奥行×幅×高さ、容量)
350mm x 210mm x 392mm
28.8L

LEVELθ ピラーレスモデルの主な仕様・カスタム一覧

ライタープロフィール ライター13号

テクニカルライターから巡り巡ってパソコン工房にやってきました。「読みやすさ」をモットーに、文書作成やチェックを中心に担当していきます。趣味はレトロゲームの攻略動画投稿などです。

記事を
シェア