Macに搭載されているスマートフォルダの作成手順について紹介します。スマートフォルダを利用してMac内で条件に合うデータだけを探し出しましょう。

ITトレンド最終更新日: 20230703

Mac「スマートフォルダ」を活用して条件に合ったファイルを探す方法

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Macにはあまり知られていない便利機能がたくさんありますが、「スマートフォルダ」も実はそのうちのひとつです。スマートフォルダとは、「指定した条件でファイル管理が可能なフォルダ」のことで、日々蓄積されるMac内のデータの中から条件に合うデータだけを探し出せるフォルダです。ここではスマートフォルダの作成手順について紹介します。

※本記事はmacOS Montereyバージョン12.6.5 MacBook Pro(15-inch,2016)を使用しています。

1.[ファイル]をクリックする

メニューバーにFinderメニューが表示されている状態で[ファイル]をクリックしましょう。

2.[新規スマートフォルダ]をクリックする

表示されたメニューの中から[新規スマートフォルダ]をクリックします。

3.フォルダ右上の[+]をクリックする

新規スマートフォルダの作成が開始となります。フォルダの右上にある[+]をクリックしましょう。

4.条件を指定する

新規スマートフォルダ上部に[(種類)が(任意)]という検索条件の選択バーが表示されました。この状態では、まだ検索条件が指定されていません。

検索条件選択バーの[種類]部分をクリックすると、指定可能な条件一覧が表示されます。[種類][最後に開いた日][最終変更日][作成日][名前][内容]の中から指定しましょう。

続いて、検索条件選択バーの[任意]部分をクリックして条件を変更します。ここでは[イメージ]を指定しました。

[(種類)が(イメージ)]という条件に[すべての]が自動で表示されました。

[すべての]をクリックし、検索属性を指定してファイルを絞り込みましょう。

ここでは[JPEG]を指定しました。

※1 さらに詳細な条件を指定する

デフォルトの検索条件に求めている項目が無い場合は[その他]をクリックしましょう。

表示された多数の項目から、追加したいものにチェックを入れて[OK]をクリックすると、デフォルトの項目として表示されます。

5.検索に必要な条件を追加する

フォルダ右上の[+]をクリックすると、さらに検索条件を追加できます。
手順5までで作成した[(種類)が(JPEG)(イメージ)]という条件に[(最後に開いた日)が(100日)(以内)]を追加しました。

他にもさまざまな種類の条件を追加できます。例えば、検索条件選択バー左側の[その他]から写真の[F値]にチェックを入れて指定すると、[(F値)が(指定数値)(より大きい/より小さい)]という条件も追加可能です。
※上記の場合は選択肢上、[より長い]を選択すると自動で[より大きい]に変化します。

6.スマートフォルダの内容を保存する

条件を指定し終えたら、フォルダ右上にある[保存]をクリックしてスマートフォルダの内容を保存しましょう。

スマートフォルダに名前を付けたら、[サイドバーに追加]にチェックが入っているか確認して[保存]をクリックします。

保存が完了すると、左側のサイドバー[よく使う項目]に保存したスマートフォルダが表示されます。クリックすると、いつでも指定した条件のデータを集めたフォルダにアクセス可能です。

7.スマートフォルダが不要になった場合

使わなくなったスマートフォルダを削除する場合は、サイドバーの不要なスマートフォルダ上で右クリックし、[内包しているフォルダで表示]をクリックします。

※このとき[サイドバーから削除]をクリックすると、サイドバーから表示されなくなるだけで、スマートフォルダ自体は残ったままとなります。注意しましょう。

[内包しているフォルダで表示]をクリックすると、スマートフォルダが保存されているフォルダが表示されます。表示されたフォルダ内にある[スマートフォルダ]を削除してください。

データ検索を毎回フォルダの検索窓から行っていた、という人も少なくないでしょう。スマートフォルダを活用すると、効率的にデータを取り扱えます。必要に応じて、様々な条件のスマートフォルダを作成してMacをより便利に使いこなしましょう。

ライタープロフィール HEW空閑

大学卒業後、上京がてら行き着いた先が編プロPC系雑誌編集部。20代中盤は寝る間もないほど徹夜の日々を送り、その後フリーへ転身。家族が増えたことを機に株式会社HEWに入社。今現在は会社名の通り、日々「ヒューヒュー!」と叫んでいる。

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