新元号「令和」について、各マイクロソフト製品の更新プログラムによる対応状況と、新元号「令和」をサポートするコードポイント「U+32FF」について解説します。

ITトレンド最終更新日: 20190510

新元号「令和」に対応する更新プログラムについて

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2019年4月1日に発表されました新元号「令和」。
5月1日以降施行される新元号について、マイクロソフトは、各マイクロソフト製品の毎月の更新プログラムにて対応を行っていくことが発表されています。また、Unicode Consortiumは新元号「令和」をサポートするため、新しい元号記号のコードポイント「U+32FF」を予約していることを発表しています。
そこで令和元年に向けたマイクロソフトの取り組みをご紹介させて頂きます。

2019年5月10日追記
Windowsの更新プログラム公開開始について追記を行いました。

2019年4月30日更新
※新元号「令和」に対応するマイクロソフトの取り組みの記事の中で、Windowsおよび.NET Framework内の「元年表記をデフォルトに変更 (1 年表記にも変更可能)」を「・元年表記も選択できるよう変更」に変更いたしました。

新元号「令和」に対応するマイクロソフトの取り組み

マイクロソフトでは新元号「令和」について、以下の対策を行うことを発表しています。
Windows
・和暦 (われき) がハードコードされたモジュールを修正しレジストリで管理
・日付フォーマット変更 (例: 平成 02 年 (成と 0 の間に半角スペース) → 平成 2 年)
・元年表記も選択できるよう変更

.NET Framework
・.NET Framework 3.5 でも元号情報をレジストリから取得し新元号に対応できるよう変更
・平成 32 年等の許容可否をデフォルトでは Windows レジストリで判断するよう変更
・元年表記も選択できるよう変更

Microsoft Office
・日付挿入機能や日付計算機能などの新元号対応

下記、2019 年 5 月の日本の元号変更に関する更新プログラムについてのリンクです。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4470918/updates-for-may-2019-japan-era-change

更新プログラムの適用にて新元号「令和」に対応

お使いのパソコンが新元号「令和」に対応するためには、マイクロソフトが毎月提供する更新プログラムを適用する必要があります。
前提として、WindowsおよびMicrosoft Officeはネットワーク接続により更新プログラムが自動的にインストールされ、新元号に対応します。

※サポート提供中の Windows 8.1 およびそれ以前のバージョンの Windows については、以下のブログ記事を参考に対応が必要となります。
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2016/10/11/more-on-windows-7-and-windows-8-1-servicing-changes/

それではここからWindows・.NET Framework・Microsoft Officeの更新プログラムの確認や設定方法についてご紹介させて頂きます。

Windowsの対応

Windowsは、既定で自動更新が有効になっているため、更新を忘れることなく常にコンピューターを最新の状態にしておくことで新元号に対応します。
また、下記に自動更新が有効ではない場合や、更新プログラムを手動でチェックしたい場合の手順が案内されていますので、必要に応じてご対応ください。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4497197/how-to-prepare-windows-and-office-for-the-may-2019-japan-era-change

.NET Frameworkの対応

.NET Framework 3.5 以降のバージョンで新元号に対応しています。.NET Frameworkの更新プログラムは、Windows Updateから取得できます。
.NET Frameworkのバージョン確認は以下のとおりです。
1.[スタート] ボタンをクリックし、[設定] ボタンをクリック
2.[更新とセキュリティ] をクリック
3.[Windows Update] を選択し、[更新の履歴] をクリック

以下のパッチが当たっていれば新元号に対応しています。

OSのバージョン 新元号に対応したパッチ
Windows 10 1507 KB4489872
Windows 10 1607 (Anniversary Update) / Windows Server 2016 KB4489889
Windows 10 1703 (Creators Update) KB4489888
Windows 10 1709 (Fall Creators Update) KB4489890
Windows 10 1803 (April 2018 Update) KB4489894
Windows 10 1809 (October 2018 Update) / Windows Server 2019 TBD

各OSバージョンと新元号対応パッチの一覧

最新の情報に関しては以下のリンク先で確認できます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4477957/new-japanese-era-updates-for-net-framework

Microsoft Officeの対応

Windows同様、既定で自動更新が有効になっているため、コンピューターを最新の状態にしておくことで新元号に対応します。

以下、Microsoft Updateでの更新プログラムの入手方法です。
1.[スタート] ボタンをクリックし、[設定] ボタンをクリック
2.[更新とセキュリティ] をクリック
3.[詳細オプション] を選び、[更新プログラムのインストール方法を選ぶ] で目的のオプションを選択します。

このときに、[Windows の更新時に他の Microsoft 製品の更新プログラムも入手します。] をオンにして、Microsoft Officeの更新プログラムを入手できるようにします。

以下、アプリケーション上で更新プログラムのインストールを行う手順です。
1. WordなどのOfficeアプリを開き、新しいドキュメントを作成します。
2. [ファイル]、[アカウント] (または Outlook を開いている場合は [ Office アカウント]) に移動します。
3. [製品情報] で、[更新オプション]、[今すぐ更新] の順に選びます。
4. Office の更新プログラムの確認とインストールが完了したら、”最新の状態です” ウィンドウを閉じます。

2019年5月10日追記
マイクロソフトは、米国時間2019年4月25日より、Windowsを令和に対応させるための更新プログラムの配信を順次公開いたしました。現在、最も広く利用されている、Windows 10 の 2018 October Upadate (バージョン1809) 向けの更新プログラムは、米国時間2019年5月1日より公開されております。
現在のところ、この更新プログラムはユーザーが任意で選択するオプションの扱いとなりますので、Windows Update の設定を手動でチェックしない限りインストール適用されません。
この更新プログラムでは、令和をサポートするためのレジストリやフォントの更新と日本語入力システム(IME)、音声合成機能が令和をサポートできない問題への対策などが盛り込まれています。

データの受け渡しによる注意

新元号が含まれるデータの受け渡しの際に、データを扱うパソコンが新元号に対応した更新プログラムが適応されているか確認する必要があります。
これはUnicodeで新元号「令和」を使用した場合に元号記号のほか、日付やカレンダーなどの表示に対応できないことがあるからです。
また、「令和」の「令」の文字は、Unicodeで2つ収録されていることにも注意が必要です。
・U+4EE4 「令」
・U+F9A8 「令」
・U+32FF 「令和(合字)」
※「和」はU+548C
このことにより、データの受け渡しの際には事前に上記のUnicodeが使用されているか確認が必要になります。

自動更新を設定しておくことで安心してWindows搭載パソコンを利用できます!

上記でもご紹介しておりますがWindowsとMicrosoft Officeの自動更新機能を有効にしておくことで、新元号に対応するための更新プロセスが自動的にインストールされますので、特別な操作を実行することなく、2019年5月1日以降も安心してWindows搭載パソコンを利用することができます。

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ライタープロフィール パソコン工房NEXMAG
[ネクスマグ] 編集部

パソコンでできるこんなことやあんなこと、便利な使い方など、様々なパソコン活用方法が「わかる!」「みつかる!」記事を書いています。

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