ビクトリーロイヤルを目指す中で、最も危険度の高い時間帯のひとつがバトルバスから飛び降りてマップに着地する時間帯、つまり初動です。今回は、初動を生き抜くために、目的地に敵より早く辿り着くコツや方法について紹介していきます。

PCゲーム最終更新日: 20210528

フォートナイト攻略 初動を勝ち抜く 敵より先に目的地へ着地する方法

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フォートナイトでビクトリーロイヤルを目指す中で、最も危険度の高い時間帯のひとつがバトルバスから飛び降りてマップに着地する時間帯、つまり初動です。初動を生き抜くことができれば、それだけビクトリーロイヤルに一歩近づくことができます。そこで今回は、初動を生き抜くために、目的地に敵より先に辿り着くコツや方法について紹介していきます。

他のプレイヤーより先に降下できるようになると得られるメリット

バトルバスから同じようなタイミングで飛び出したはずなのに、なぜ自分より敵のほうが先に目的のポイントに着地しているのかと気になったことはありませんか? 初心者であるうちは、「敵より早く降下できると何がいいの?」と疑問に思ってしまうかもしれません。そこでまずは、敵より先にマップに着地することで得られるメリットについて紹介します。

敵よりも早く武器やアイテムを集められる

まず、最大のメリットと言えるのが「敵よりも早く武器やアイテムを集めることができる」ということです。いち早く目的地へ降下することで敵よりも早く戦闘の準備を整えることができます。まだ敵が地上に降り立っていないようであれば、着地するまでの間にダメージを与えることができるだけでなく、着地するまでの間に倒しきる可能性も高まります。

着地したポイントによっては、「武器がまったく無かった」とか、「宝箱が無かった」といった運の要素が絡むことも少なくないですが、降下から着地までが早い人と遅い人では、比較すると家1軒分くらいの物資の差が生まれてきます。

早く着地ができると敵が自分を避けてくれる

バトルバスから降下して、グライダーの展開中に、「敵と自分の降下ポイントが被っていないか」や、「敵の位置を把握する」ために、周囲を確認することがあるでしょう。その際に自分が降下したいポイントに、自分より先に着地しそうな敵が居ると、よほど腕に自信があるという場合でない限りは「あの人の方が先に着地しそうだから、あの場所は避けよう」と思うはずです。

心理的には敵側でも同じことが言えるため、バトルバスからの降下を早めて目的地まで敵より早く着地しようとすることで、後から降下してくる敵が、自分を避けてくれるようになります。この心理戦のおかげで、初動の生存率を高めることが可能となります。

デュオやトリオなど、複数人でプレイするモードの場合だとなおさらです。「敵が降りたいポイントを先取りすること」ができたり「敵が物資量の少ない家に降りざるを得ない状態」を作り出すこともできます。

“先に着地することで得られるメリットってこの2つだけ?”と思われるかも知れませんが、勝負に勝つためには、敵を自由にさせないことです。予定通りのアクションができないとき、思い通りにいかないときに、人は焦りを感じるものです。心理的に優位を取るためには、この2つのメリットを知ることが非常に重要になってくるのです。

目的地にいち早くピンポイントで降下するコツ

では、具体的にどのような行動を取れば目的地にいち早く着地することができるのか、目的地が遠い場合と近い場合でわけて解説していきます。

-目的地が遠い場合-

マップを開きピンを立てる

待機島でプレイヤーが集結するまでの待機中、どんな行動をとっていますか?エモートで遊ぶ人、武器を試し撃ちする人、建築の練習をする人など、様々です。待機中でもマップを開いてバトルバスの移動経路を確認することができるので、バトルがスタートする前に確認しておくようにしましょう。経路を確認し、目的のポイントを決めてピンを立てておけば、バトルスタート時に「どこに降りよう」と悩んだあげく時間を無駄にすることもありません。

バトルバスからのピンの距離が短くなった所で降りる

バトルバスから飛び降りるタイミングは…距離が短くなるポイントです。じっくりとポイントまでの距離を観察していると、最も距離が短くなったタイミングで2秒程度数字が変化しないタイミングが現れます。その瞬間に、バトルバスを飛び降りることができるように練習しましょう。ピンを立てていないと、目的のポイントまでの距離が表示されないため、必ずポイントを決めてピンを立てるクセをつけておきましょう。

また、このタイミングで降下することに慣れてきたら、距離が止まったタイミングで降下する…ではなく、短くなってきたと感じたタイミングで降下することで、最短距離で降下することができるようになります。

斜めに降りることを意識する

目的のポイントまでの滑空飛行時は、斜めに降りることを意識してください。地面と平行に滑空しても移動スピードは思っているほど速くありません。

ピンへのメートル(距離)の進みが早いことを意識する

滑空中はピンを立てたことで表示されるメートル(距離)の数字の進み具合を意識するようにしましょう。地面と平行に滑空していると数値の進みは遅く、斜めに滑空すると数値の進みは角度に応じてその数字の減り具合が変化します。数字の減りが早ければ早いほど先に降下することができますが、降下角度が急すぎてあまりに数字の減りが早い場合も注意が必要です。早く降下しすぎてしまうと、逆に距離が足りなくなってしまうので、慣れないうちはグライダーを展開しつつ、微調整するように意識しましょう。

グライダーを開く位置はなるべく低めに!

グライダーを展開したあとの降下速度は、未展開時の速度と比較して非常に遅くなってしまうため、空中の高い位置で展開したまま降下すると、それまでの間にアドバンテージをとっていたとしても、敵に先を越されかねません。ギリギリのタイミングで展開することを意識しましょう。

グライダーの自動展開は、どこを滑空しているかによっても異なります。例えば目的のポイントまでの経路で山などを通過している場合と海や川付近を通過している場合にグライダーが自動展開されるタイミングは山を通過している場合の方が早く展開されてしまいます。そのため、できるだけ標高が低いポイントを通過するように意識してみましょう。川や海上を降下している場合、地面までの距離が長いので、そのぶんだけグライダーが自動展開するのを遅くすることができます。

-目的地が近い場合-

目的地へピンを立てる

目的地が遠かった場合は比較的余裕を持てますが、目的のポイントがバトルバスの飛行経路から近かったという場合もあります。そんなときでもピンを立てて距離を把握しておくことは重要です。

最短距離よりもやや早めにバスから降りる

目的地が遠い場合は最短距離で降りることで、結果的にアドバンテージを得ることができますが、目的地が近い場合は若干異なってきます。距離が短いぶん、ライバルと初動で差を付けるには、最短距離に到達してから降下する…では出し抜くことが難しくなってきます。ではどのタイミングなのか、それは“やや早めに降下する”ということです。

最短距離が赤ライン、理想の降下ラインを黄色ラインとします。見た目では最短距離の赤ラインから降下したほうが目的地に早く到着できると思えてしまいます。しかし、実際は黄色のラインから降下したほうが有利を取れる確率が高まります。

理由はズバリ…ライバルたちがバトルバス内で最短距離を待っている間に、距離を詰めることができるからです。

グライダーを開く位置はなるべく低めで

目的地が遠い場合で先述した通り、グライダーが自動展開する際、どこを滑空しているかも非常に重要になってきます。目的地が近い場合は特に、最短距離で降下しようとすると、軌道修正する時間をとることも難しくなってきます。しかし、少し早く降下しておけば、軌道修正もさほど難しいことではありません。また、距離が短いほどグライダーの展開時間が初動を生き抜くために大きく左右してきます。グライダーの展開時間は短ければ短いほど良いということを覚えておきましょう。

目的地へ到着した際に意識するポイント

目的地へ早く到着できれば、それだけ早い段階で準備を整えることができます。初動を有利に展開するために、意識しておきたいポイントを解説していきます。

周りの敵の場所や状況を把握する

文字通り、敵がどんなポイントに降下しているか把握に努めながら降下するように意識しましょう。もしも家の屋根に着地して、屋根を壊している最中に家の玄関から中に敵が入ってきた場合、もしも屋根に武器や宝箱がなかったら…。玄関から侵入してきた敵が先に武器を獲得してしまっていたら…。武器やアイテムの有無は運の要素が絡んでくるため一概には言えませんが、もしも即座に武器を発見できなかった場合は“階下に侵攻するより別の家に逃げる”といった判断が初動で生き延びるために重要になってきます。このとき、おおよそでも他の敵が降下したポイントを把握できておけば、より安全に行動することができます。

宝箱や落ちているアイテムを効率よく集める

ポイントごとにアイテムや宝箱がよく出現する場所を理解しておく必要があります。絶対とはいかなくとも、高い確率で宝箱が出現する場所がポイントごとに存在します。こればかりは数をこなして経験しながら見定めていくしかありませんが、経験を積むにつれてだいたいどの辺りに宝箱があるかがわかってくるようになります。そこまでいけば、初動時の戦闘準備を比較的早く整えることができるようになります。

建築資材をちゃんと集める

フォートナイトは建築が戦闘時に勝敗を分ける重要な要素です。初動時に武器を発見できない状態で敵と対峙してしまった場合でも、多少なりとも建築資材を集めることができていたら、致命傷を避けて逃げ切ることができる可能性も高まります。また、敵を倒すことに慣れ始めてくると、敵に目が行きすぎて建築資材を集めることを忘れてしまいがちになってしまいます。いかに強力な武器を手にすることができていたとしても、建築資材がゼロで負けてしまうというシーンも少なくありません。初動で生存率を高めるためにも、武器やアイテムばかりに目を奪われず、最低限の資材を集めることを心がけるようにしましょう。

まとめ

初動時は敵より少しでも早くポイントに着地して、準備を整えるだけで、たとえ対峙してしまった相手が上級者であっても、初心者が撃ち勝てる可能性が大いにあります。また、ポイント着地前に敵の数や着地ポイントを把握するだけで、戦うor逃げるの判断もつけやすくなります。ビクトリーロイヤルに近づくためには、戦うべきポイントと、無理に戦わなくてもよい(逃げる)ポイントを見定めて行動することが、初動で生存確率を高めることに繋がります。意識して練習に励んでみましょう。

ライタープロフィール HEW空閑

大学卒業後、上京がてら行き着いた先が編プロPC系雑誌編集部。20代中盤は寝る間もないほど徹夜の日々を送り、その後フリーへ転身。家族が増えたことを機に株式会社HEWに入社。今現在は会社名の通り、日々「ヒューヒュー!」と叫んでいる。

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