AMD FAN FES が大阪のなんばスカイオコンベンションホールで開催されました。世界初 7nm アーキテクチャーを搭載するRyzen プロセッサーやRadeon 5700シリーズ のデモンストレーションなど充実したコンテンツで盛り上がるイベントの様子をレポートします。

イベント情報最終更新日: 20190905

AMD FAN FES in OSAKA イベントレポート

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AMD FAN FES が大阪のなんばスカイオコンベンションホールにて2019年8月31日(土)に開催されました。会場には多くのAMDファンが訪れ、世界初 7nm アーキテクチャーを搭載するRyzenプロセッサーやRadeon 5700シリーズ のデモンストレーションなど充実したコンテンツで盛り上がりを見せていました。今回はこのイベント会場の様子についてレポートしますので、ぜひご覧ください。

AMD FAN FES in OSAKA が開催!

AMD FAN FES in OSAKAは、近隣エリアのパソコン工房日本橋店などのパソコン関連店舗を巻き込んだビッグイベントです。イベント当日は多くの方が会場に来場され、セッションホールでは立ち見が出るほどお客さんが集まり、配布の最新製品のパンフレットに目を通す方やAMD製品について語り合う方、メーカー展示コーナーで最新製品についての解説など、さまざまな盛り上がりをみせていました。

日本AMD株式会社佐藤 美明氏による第3世代 Ryzen 徹底解説日本AMD株式会社佐藤 美明氏による第3世代 Ryzen 徹底解説

トークセッションではAMD最新プロセッサーの第3世代 Ryzen やRadeon RX5700シリーズについて解説が行なわれ、新製品のスペック紹介や既存の製品と比べた際のゲーミングやコンテンツ制作でのベンチマークスコアの違いが紹介されました。

第3世代 Ryzen ベンチマーク検証第3世代 Ryzen ベンチマーク検証

リアルタイムでRyzen 7 3700XとCore i9-9900Kを使用したベンチマークスコア検証(CINEBENCH 20)が行なわれ、会場の皆さん興味深々な様子で結果を見守られておりました。
気になる結果は、シングルスレッド性能ではRyzen 7 3700Xが「502」、Core i9-9900Kが「504」と惜しくも敗れる結果となりましたが、ほぼ同等の性能と言える結果となりました。
マルチスレッド性能ではRyzen 7 3700Xが「4972」、Core i9-9900Kが「4913」でRyzen 7 3700Xが勝つ結果となり、会場からは歓声が上がりました。

Radeon RX5700XT ベンチマーク検証Radeon RX5700XT ベンチマーク検証

グラフィックカードではRadeon RX5700XTとGeForce RTX 2070Superを使用したベンチマーク検証(FIRE STRIKE EXTREME)が行なわれました。
結果は、Radeon RX5700XTが「11575」、GeForce RTX 2070Superが「8965」となりました。レイトレーシング機能の有無など単純比較は難しい部分ですが、フルHDやWQHD解像度でゲームプレイを楽しむなら今回の結果はグラフィックカード選びの参考になるでしょう。

メーカー トークセッション

メーカーセッションでは、各メーカーの製品ラインナップ紹介がありました。ゲーミングやクリエイター、ビジネスユースなど各社幅広くラインナップがある中で、電源回路や冷却機能、製品のカラーリングなどこだわりについての紹介が行なわれました。

AsRock 新製品紹介セッションAsRock 新製品紹介セッション

AsRockのマザーボードではDrMosの搭載にこだわりがあり、エンコードのように常に動作クロックが一定で高いものやゲームのように動作クロックが上下するものでは、DrMosの種類を変えて搭載しているとのことです。
その他、フルカバーアーマーヒートシンクやThunderbolt 3、EBRベアリングファンを搭載したものなどが紹介されました。

ASUS 新製品紹介セッションASUS 新製品紹介セッション

ASUSは第2世代Ryzenでは6機種だったラインナップを9機種に増やし、ハイエンドゲーミング、エントリーゲーミング、クリエイター、ビジネス、普及帯モデルを用意しているとのことでした。
これまで以上にユーザーが必要としている性能から商品を選択しやすくなり、自身にあった最適なPC環境の構築ができるでしょう。
マザーボード自体のこだわりとして、エアダクト設計に力を入れている製品が多く、低騒音ながらも効率よくエアーを送り込めます。

ギガバイト 新製品紹介セッション①ギガバイト 新製品紹介セッション

ギガバイトはInfineon マルチフェーズPWMコントローラーによる、最新ダイレクト駆動設計を搭載し電源効率を高めたり、巨大なヒートシンクや大型パイプの採用など放熱効率アップが特徴として上げられていました。
また、近日発売のエントリーモデルX570 UDの紹介もあり、これから第3世代Ryzenでパソコンを組む方は、ぜひご検討ください、とのことでした。

エムエスアイ 新製品紹介セッションエムエスアイ 新製品紹介セッション

エムエスアイでは、グラフィックスカードでも定評のある技術、FROZRヒートシンク設計やプロペラブレードテクノロジー、拡張ヒートパイプ設計などをマザーボードに採用し、冷却機能に力を入れており、ハイエンドCPUを最大限の速度で動作できる設計をしているとのことでした。
またRadeon RX5700XTのオリジナルモデルの紹介もあり、高級感のあるつや消しゴールドデザインと強力なデュアルファン(セミファンレス機能付き)、金属バックプレートを搭載しています。

じゃんけん大会

トークセッションが終了すると、会場に訪れた方へのスペシャル企画としてじゃんけん大会が開催されたました。普段手に入らないAMDのTシャツや各メーカーから限定ノベルティグッズがあり、会場の皆さんこぞって じゃんけん大会に参加されていました。

じゃんけん大会じゃんけん大会

スペシャル座談会

日本AMD株式会社 佐藤 美明氏、ASRock Incorporation 原口 有司氏 、ASUS JAPAN株式会社 市川 彰吾氏、日本ギガバイト株式会社 川村 直裕氏、エムエスアイコンピュータージャパン株式会社 新宅 洪一氏、テクニカルフリーライター高橋 敏也氏の 錚々たるメンバーによる座談会が行なわれました。

スペシャル座談会スペシャル座談会

座談会では、AMDの間もなく発売と見込まれるRyzen 9 3950Xの発売日や入荷本数など気になる情報についてのお話がありました。
佐藤氏からはRyzen 9 3950Xの発売日情報は明らかになりませんでしたが、「Ryzen 9 3950X を数多く日本に入荷できるようにします」、とAMDファンには嬉しい言葉を伺うことができました。

歴代CPU展示コーナー

これまで発売されたAMD製CPUの展示コーナーが設けられておりました。当然ながら時代ごとに大きさやデザインが異なり、実物でAMD半導体技術の進化過程を確認することができました。

歴代CPU展示コーナー歴代CPU展示コーナー

AMD K6-2シリーズAMD K6-2シリーズ

AMD K5シリーズAMD K5シリーズ

AMD対応製品で賑わうメーカー展示コーナー

パソコンパーツメーカー各社の展示コーナーでは、最新のAMD対応製品の展示が行なわれておりました。お手ごろ価格で導入できるマザーボードやオーバークロック耐性の高い製品、堅牢性に製品など様々なラインナップが揃っており賑わいを見せておりたました。

ASRock展示コーナーASRock展示コーナー

ASUS展示コーナーASUS展示コーナー

ギガバイト展示コーナーギガバイト展示コーナー

エムエスアイ展示コーナーエムエスアイ展示コーナー

パソコン工房でAMD 第3世代Ryzenシリーズを見る

パソコン工房でRadeon RX5700シリーズを見る

AMD CPU搭載LEVEL∞ゲーミングPCも展示

AMD搭載のLEVEL∞ゲーミングPCの展示コーナーではたくさんのお客さんが実物を目の前に、AMD CPU搭載による高いパフォーマンスを発揮することが確認されていました。
デモによるゲームプレイではいずれも高フレームレートでのプレイができ、最新のゲームタイトルでも高い映像クオリティでお楽しみいただているようでした。

AMD搭載LEVEL∞ゲーミングPCAMD搭載LEVEL∞ゲーミングPC

またパソコン工房WEBサイトでは、展示のゲーミングPCや第3世代RyzenとRadeon RX5700シリーズを搭載したゲーミングPCを取り扱っていますので、ぜひこちらもご覧ください。

AMDの勢いと盛り上がりを感じられたイベント

トークイベントやじゃんけん大会、各社の展示コーナーなど、AMDの勢いと盛り上がりを感じられた楽しいイベントとなりました。
佐藤氏からは「大阪のファンは皆さん熱くて楽しい人がたくさんいて、1日楽しくイベントができました。今後も大阪でイベントをやりたいです。」と挨拶がありました。

そしてイベントの最後は、会場の皆さん声を合わせて「AMD! AMD!」のコールで締めくくられました。ご来場の皆さん関係企業の皆様、長時間に及ぶイベント参加お疲れ様でした。

ライタープロフィール マーケ担当 1号

最近、歳を感じつつあるパソコン工房のゲーマースタッフ。
建築しながら1位を目指すゲームやデジタル粘土をこねるのが日課。
使用するゲーミングPCは最強スペックではなく、最高のコスパ(?)を求めるタイプ。

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