

【2018.11.26更新】ASUS JAPANの発表会にてスマホアプリ(ゲーム)が快適に遊べるSIMフリースマートフォンASUS ROG Phone(ZS600KL)の国内発売が11月23日から開始されました。
「GAME CHANGER~スマホゲームの体験を一新する」といったテーマで公開された「ROG Phone」ですが、ゲーミング性を含め、そのハイパフォーマンスな性能や機能について詳しくレビューしてみたいと思います。
ROG Phone (ZS600KL)のスペック&開封の儀
ASUS「ROG Phone」は、その名前の通り、ASUSがゲーム専用に設計したROGブランドのスマートフォンです。
まずはROG Phoneのスペックから見ていきます。
ディスプレイ | 6.0インチ |
---|---|
ディスプレイ解像度 | 2,160 x 1,080 (フルHD+) AMOLEDディスプレイ |
OS | Android 8.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 (2.96Ghz) |
メインメモリー | 8GB |
内蔵ストレージ | 512GB |
リアカメラ |
メインカメラ:1,200万画素 (F1.8) 2ndカメラ:800万画素 (120°広角) |
フロントカメラ | 800万画素 (F2.0) |
バッテリー | 4,000mAh |
SIMサイズ | nano SIM DSDV対応 (4G+4G) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac 2.4&5GHz |
802.11 ad | |
USB | USB 3.0 Type-C |
サイズ | 高さ約158.8mm×幅約76.1mm×奥行き約8.3mm |
重量 | 200g |
その他 |
超音波センサー(AirTrigger) Hi-Res再生対応 DSDV対応 (4G+4G) 急速充電対応 (30W) |
ASUS「ROG Phone」スペック一覧
搭載するCPUはQualcomm Snapdragon 845のカスタムバージョン(周波数:2.96GHz)を搭載。通常の2.8 GHzのCPUをオーバークロックし、より演算処理に優れたパフォーマンスを実現しています。
メインメモリーも8GBと大容量のRAMを搭載し、バックグラウンドで実行されているアプリの影響を受けることなく快適にゲームをプレイすることが可能です。
また、長時間のゲームプレイでも安心な4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
それでは続いて開封の儀に移ります。
本体および付属品が梱包された化粧箱は特殊な形状となっています。
ASUS「ROG Phone」本体および付属品が梱包された化粧箱
底面に貼られたテープを剥がし、側面の「ROG AERO DYNAMIC SYSTEM」と書かれたところから開きます。
ASUS「ROG Phone」化粧箱側面には「ROG AERO DYNAMIC SYSTEM」の記載
蓋を開けても中で留っているので、つまみ部分を外して開封します。
ASUS「ROG Phone」化粧箱中のつまみ
化粧箱を展開すると中央にROG Phone本体とAeroActive Cooler、付属品が収まっています。
ASUS「ROG Phone」化粧箱を展開した様子
中に入っている主な梱包物はROG Phone本体、専用ケース、AeroActive Cooler、USB ACアダプターセット(USB Type-C)、予備カバーに加え、SIMイジェクトピン、ユーザーマニュアルなども同梱されています。
ASUS「ROG Phone」主な梱包物
ROG Phone(ZS600KL)の外観と性能
ここからはROG Phoneの外観からその性能面に着目していきます。
SIMフリースマートフォンのROG Phoneは本体左側面にSIMスロットを搭載し、DSDV(Dual SIM Dual VolTE)に対応しています。
ASUS「ROG Phone」本体側面のSIMスロット付近
リフレッシュレート90Hz(応答速度1ms)のゲーミングディスプレイを搭載!
ディスプレイには2,160 × 1,080(フルHD+)でリフレッシュレートが90HzのAMOLEDディスプレイ(応答速度 1ms)を搭載。
パネル素材には丈夫なゴリラガラス6を採用し、コントラスト比 100,000:1で色域も高く、DCI-P3を108.6%カバーしています。
さらにブルーライト低減フィルターも搭載されていますので長時間のゲームプレイでも目にかかる負担を軽減してくれます。
また、ステレオスピーカーが本体前面に備わっていますので、迫力のあるサウンドを体感できます。
ASUS「ROG Phone」本体前面
USB Type-Cポートを2基搭載
ROG Phoneは一般的なスマートフォンと同じように本体下部にUSB Type-Cポートが備わっていることに加え、本体左側面にもUSB Type-Cポートが搭載されていますので、本体を横向きで利用する際もUSBケーブルが気にならず、ゲームのプレイに集中できます。
ASUS「ROG Phone」本体側面のUSB Type-Cポート
本体右側面に電源ボタンとボリュームボタンが備わっています。
ASUS「ROG Phone」本体右側面の電源ボタンとボリュームボタン
超音波タッチセンサーを利用した「AirTrigger」
ROG Phoneの右側面に2ヶ所、左側面に1ヶ所の計3箇所に超音波タッチセンサーの「AirTrigger」を搭載。本体を横向きで使用する際にAirTriggerを利用すれば、携帯ゲーム機のL/Rボタンと同じような感覚でゲームをプレイすることができます。
また、本体を縦向きで使用する際には、特定の機能やアプリを起動したりする用途として利用できます。
ASUS「ROG Phone」本体側面の超音波タッチセンサー
背面に指紋認証機能を搭載
ROG Phoneの背面には指紋認証センサーが搭載され、本体を手にした状態でセキュリティロックの解除が簡単におこなえます。また、フロントカメラによる顔認証機能にも対応しています。
ASUS「ROG Phone」本体背面の指紋認証センサー
外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler」同梱
ROG Phoneに同梱されている「AeroActive Cooler」は、本体に装着することで発熱部を通常時よりも冷却でき、高負荷のゲームを遊ぶ際に安定したパフォーマンスを維持することが可能です。
PUBG MOBILEを5分ほどプレイした比較として、「AeroActive Cooler」装着時と非装着時でおよそ2°のCPU温度差がありました。
ASUS「ROG Phone」に同梱の外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler」装着時(Xモード起動時)
広角120°の2ndカメラを搭載したデュアルカメラ仕様
ROG Phoneの背面側には1,200万画素(画角78°)のメインカメラと、広角120°の2ndカメラを搭載。
メインカメラの画角に収まらない時は広角120°の2ndカメラに切り替えることで風景や集合写真の撮影など、画角の広い画を撮影できます。
AIによるシーン認識機能や被写界深度を自由にコントロールできるポートレートモードも兼ね備えています。
また、写真撮影時の手ぶれを軽減する「光学式/電子式手振れ補正機能」を搭載していますので、レンズの一部を動かして手ブレを軽減し、綺麗な写真を簡単に撮影することができます。
※光学式手振れ補正機能は、メインカメラの静止画撮影時のみ有効となります。動画撮影時には、電子式手ぶれ補正のみサポートしています。
加えて、動画撮影機能は4K UHD(3840 x 2160)の60fpsでの撮影が可能で高精細でなめらかな映像が録画できるほか、スローモーションビデオ(1080p で120 fps / 720p で240 fps)の撮影ができます
ASUS「ROG Phone」本体背面のデュアルカメラ
ROG Phone に搭載されるゲームプレイに特化した機能&その他機能
ハイスペックなSIMフリースマートフォン「ROG Phone」には、その性能を如何なく発揮するための専用アプリケーションが備わっています。
それではここからROG Phoneに搭載されている機能についてご紹介いたします。
ゲームアプリ起動時のパフォーマンスを最大限に高める「Xモード」
Xモードを有効にすると、バックグラウンドの全てのメモリーを一度開放し、「AeroActive Cooler」装着時に冷却効果を最大化、さらにゲームアプリ以外のアプリのバッテリーやメモリ消費を防止してくれますので、ゲームアプリ起動時のパフォーマンスを最大限に高めることができます。
Xモードを起動するとホーム画面の背景とアイコンの周りにも変化が起こります。
ASUS「ROG Phone」のホーム画面 (左)通常時、(右)Xモード起動時
システム総合管理アプリ「Game Center」
ROG Phoneには、ゲームアプリ起動時のパフォーマンスを最大限に高めるための総合管理アプリ「Game Center」が搭載されています。
Game Center画面ではCPUクロック/温度、GPUクロック/温度、メモリー使用量、ストレージ使用容量など、ROG Phoneのシステム状態をリアルタイムで閲覧することができます。
「ゲームプロファイル」ではゲームタイトル毎にCPUの最大周波数やリフレッシュレートを設定することが可能です。
ASUS「ROG Phone」 (左)Game Center画面、(右)ゲームプロファイル画面
音にも優れるROG Phone
ROG Phoneはハイレゾ音源の再生にも対応し、音楽再生においても優れた性能を発揮します。
加えて、DTS Headphone:Xを標準でサポートしていますので、2chヘッドホンでも最大7.1chの本物の音に迫る臨場感あふれるマルチサラウンドを楽しむことができます。
また、音声の出力特性を変更できる「オーディオウィザード」を搭載し、各シーンに適したオーディオエフェクトを適応できるほか、周波数帯ごとの調整を細かく設定することが可能です。
ASUS「ROG Phone」 オーディオウィザード画面
ROG Phoneで「PUBG MOBILE」をプレイしてみた
実際にROG Phoneを使って「PUBG MOBILE」をプレイしてみました。
「PUBG MOBILE」インストール後、初期設定を完了するとデバイスの状況に応じたデフォルト設定が適応されます。
ハイスペックなゲーミングスマートフォンのROG Phoneでは高画質でデバイス負荷が高い「HD画質」がデフォルトで設定されました。
ASUS「ROG Phone」でPUBG MOBILE:デフォルトでHD設定が適応
GAME GENIEを起動すれば、プレイ中のゲームの録画も簡単に行えます。
ASUS「ROG Phone」でPUBG MOBILE:GAME GENIE起動画面
また、直接ライブストリーミングを行うこともできます。
ASUS「ROG Phone」でPUBG MOBILE:録画機能のほか、直接ライブストリーミングも可能
「PUBG MOBILE」のプレイも実に快適で、高リフレッシュレート、ハイパフォーマンスなROG Phoneの性能が活かされています。
ASUS「ROG Phone」でPUBG MOBILEを快適にプレイ!
プレイした様子の動画もご用意してみましたので、ご覧ください。
快適なゲーム環境を実現するASUS「ROG Phone」
ハイパフォーマンスなスペックに加え、スマホゲームを快適に遊べる環境が整えられたROG Phoneは、プレイヤーをゲームプレイに集中させてくれるゲーミングスマートフォンとして優れたデバイスです。
カメラ機能やAIによるユーザーサポート機能などの基本性能のポテンシャルも高い製品として完成されています。
スマートフォンという、ユーザーが常に手にするデバイスだからこそ、あらゆるシーンで活躍してくれるROG Phoneは、ゲームを愛する全てのユーザーにおすすめです。

360度どこからみても凡人、職人番号ラッキー7!職人7号です。主に写真撮影、動画編集を担当。パソコン工房ECサイトのBTOPCや自作パーツ等ひろく手掛ける。店舗部門出身。