

iiyama PCより、GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUとインテル Core Ultra 7 プロセッサー 255HX、120Hz駆動の16型WQUXGA(3840×2400)液晶モニタを搭載したノートパソコンが登場しました。
ここでは、ゲームやクリエイティブな作業で高いパフォーマンスを発揮する本製品の外観と仕様について詳しくご紹介します。
※本記事ではテスト機を使用しており、ロゴの種類や位置など最終仕様と異なる場合がございます。
本体の外観と仕様を確認
本製品のサイズは約幅355mm×奥行274.5mm×高さ30.6mm(※ゴム足含む)、重量が約2.2kg(バッテリー含む)となっております。
天面にはブランドにより標準でLEVEL∞、SENSE∞および、iiyamaのロゴが施されますが、STYLE∞および、SOLUTION∞モデルではBTOオプション選択で「天板ロゴ(iiyama)なし」もご選択いただけますので、写真のようにそのまま無地で使うこともできます。
本製品の天面
バッテリー内蔵の底面には、四隅にゴム足があり、前方左右にステレオスピーカーが搭載されています。
本製品の底面
120Hz駆動で滑らかな映像表現が可能な16型WQUXGA液晶モニタを搭載
液晶モニタは120Hz駆動のWQUXGA(3840×2400)16型ノングレア(非光沢)タイプです。120Hz駆動の高リフレッシュレート(垂直走査周波数)に対応する液晶モニタは、ゲームプレイや映像コンテンツの鑑賞などで非常に滑らかな映像表現が可能です。さらに、従来の4K(3840×2160)と比べ縦方向の表示領域が拡大された16:10アスペクト比を採用しているため、作業領域が十分に確保でき、クリエイティブ用途でも効率的に作業ができます。
ディスプレイの詳細設定画面
液晶ディスプレイ上部には、テンポラルノイズリダクション(TNR)対応のDualセンサー500万画素フルHD Windows Helloカメラが搭載されています。またカメラシャッターも搭載しており、使用していないときはカメラを保護しつつプライバシーを守ることで情報漏洩に対しても効果を発揮します。
Windows Helloカメラとカメラシャッター
カメラシャッターがONの状態
本製品の左側面に搭載される外部端子は左から、USB 3.1 Type-A端子とヘッドセット等が接続できるヘッドフォン/ヘッドセット端子が備わっています。
左側面:左からUSB 3.1 Type-A端子、ヘッドフォン/ヘッドセット端子
右側面に搭載される外部端子は左から、USB 3.1 Type-A端子とThunderbolt 4端子×2が備わっています。
右側面:左からUSB 3.1 Type-A端子、Thunderbolt 4端子×2
背面に搭載される外部端子は左からHDMI端子、電源端子(ACアダプターの接続口)、LAN端子(RJ45)が備わっているほか、無線LAN規格のWi-Fi 7にも対応していますので、6GHz帯を利用することで他の通信機器による電波干渉が少なく、快適な通信が可能です。
背面:左からHDMI端子、電源端子(ACアダプターの接続口)、LAN端子(RJ45)
前面右側にステータスLED(電源LED、バッテリーLED、アクセスLED)が備わっています。電源ボタンはキーボードの右上です。
ステータスLED:左から電源LED、バッテリーLED、アクセスLED
キーボード右上の電源ボタン
LEDイルミネーションが彩るキーボードとリアデザイン
キーボード部分はマルチカラーLED仕様となっていて、ゲーミング使用時には手元を華麗に演出したり、暗所での作業時にはキートップを確認しやすくなるなど、実用的な機能となっています。さらに、リアには15色の切り替えが可能なLEDライトバーを装備しており、背面が光る仕様になっております。
また、10キーを標準で搭載しており、通常の数字入力としての用途はもちろん、マクロ機能でゲームのショートカットキーとしても使用できます。
キーボード部分
キーボード部分が発光している様子
リアが発光している様子
暗所でリアが発光している様子
なお、BTOデバイスオプションでは追加のiiyama PC純正ACアダプターをご用意しております。自宅と学校それぞれにACアダプターを置くといった使い方もできますので、ご購入の際にはぜひご検討ください。後からの追加購入ももちろん可能です。
本体と付属のACアダプター、電源コード
X-Rite Pantone認定の液晶パネル
本製品に搭載されている液晶パネルは、工場出荷前にX-Rite Factory Display Calibration(※1)によるカラーキャリブレーションを実施し、Pantoneの厳格な基準に準拠した「X-Rite Pantone認定」を取得しています。この工程により、ノートパソコンは起動直後からΔE2以下(※2)の高精度な色再現を実現し、画面上の画像と印刷物の色ずれを最小限に抑えます。
キャリブレーション情報はハードウェアプロファイルとして記録されるため、追加調整することなく、常に安定した色を保つことができます。特に色精度を求めるデザイナーやイラストレーターに最適です。また、液晶パネルはDCI-P3(※3)を100%カバーし、広色域を表現できるため、映像制作や動画編集などのクリエイティブワークにも適しています。
(※1)X-Rite Factory Display Calibration(ファクトリー ディスプレイ キャリブレーション)
X-Rite社による工場レベルのディスプレイ色補正技術です。X-Rite社が提供するこの技術は、各液晶パネルを個別に補正し、Pantoneの厳格な基準に基づいた正確な色再現を保証します。Pantoneは、デザインや印刷業界で広く利用されるカラーマッチングシステムを提供し、デジタル画面と印刷物の色ずれを抑える役割を担います。
(※2)ΔE(Delta E:デルタ イー)
色の違いを示す指標。数値が低いほど色再現性が高くなります。一般的にΔE2以下であれば、人の目にはほとんど識別できないレベルの色精度とされています。
(※3)DCI-P3
米国の業界団体Digital Cinema Initiatives(DCI)によって策定されたデジタルシネマ向けの色空間規格。映画制作業界の標準的な基準として広く採用されており、sRGBよりも広い色域を持ち、より鮮やかで豊かな色表現が可能です。
GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUとインテル Core Ultra 7 プロセッサー 255HXを搭載
本製品は第4世代RTコアと第5世代Tensorコアを搭載した、NVIDIA Blackwell アーキテクチャ採用のGeForce RTX 50 シリーズ Laptop GPUを搭載しております。GeForce RTX 50 シリーズ Laptop GPUは、AI性能を強化したNVIDIA Blackwell アーキテクチャを採用し、AIを活用したフルレイトレーシングやDLSS 4により、映画のような臨場感あふれる描写と高いフレームレートを実現します。また、VRAMには高速なGDDR7メモリ12GBを搭載しているため、ローカルLLMや生成AIなどのAI処理にも対応しやすくなりました。
加えてCPUには、インテル Core Ultra モバイル・プロセッサー (シリーズ 2) の中から、特にゲーミングノート向けに最適化された「HXシリーズ」を搭載しております。最新のArrow Lakeアーキテクチャを採用し、Performance-core(P-core)とEfficient-core(E-core)の2種類のコアを組み合わせた構成で、インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255HXは全20コア最大5.2GHzの高速性能を実現しています。このプロセッサーは、デスクトップ並みの処理性能と、AI処理に特化したNPUによる高速かつ効率的な処理により、ゲーミングやコンテンツ制作などの高負荷な作業においても優れたパフォーマンスを発揮します。
BTOカスタマイズで用途にあった構成に変更が可能
上記でもご紹介しましたBTOデバイスオプションでご用意があります追加のiiyama PC純正ACアダプターのほか、STYLE∞、LEVEL∞、SENSE∞、SOLUTION∞の各モデルはWebから購入可能なBTOカスタマイズメニューより、搭載メモリ、ストレージの容量変更や通常価格よりもお求めやすいデバイスオプションをご用意しております。
STYLE∞および、SOLUTION∞モデルではメモリ容量をカスタマイズしていただくことで、デスクワークでご利用になられるアプリケーションの快適性の向上が見込め、LEVEL∞およびSENSE∞モデルでは、ストレージ容量をカスタマイズしていただくことでプレイするゲームのゲームデータ管理や、クリエイティブ用途でご利用になられる際の作業領域を多く確保することができます。
メモリの増設やストレージの変更など、ご購入後のアップグレードについては、パソコン工房店頭もしくはサポートセンターへのお持ち込みで有償によるアップグレードも可能です。
ゲーミング用途はもちろんクリエイティブな作業やAI活用でも活躍するノートパソコン
本製品はGeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUとインテル Core Ultra 7 プロセッサー 255HXを搭載することにより、最新ゲームタイトルの動作も安定かつ快適に動作するほか、高い演算処理性能により映像制作や3Dモデリングなどのクリエイティブな作業にも最適な製品となっています。
液晶ディスプレイには、「X-Rite Factory Display Calibration(ファクトリー ディスプレイ キャリブレーション)」が施され、正確な色再現を実現。加えて、16型のWQUXGA(3840×2400)高解像度パネルは、従来の4K(3840×2160)と比較して縦方向の表示領域が拡大され、16:10のアスペクト比が快適な作業領域を提供します。さらに、最大120Hzのリフレッシュレートにより、滑らかで美しい映像表現を実現し、ゲーミングはもちろん、動画視聴や編集作業などあらゆるシーンでそのパフォーマンスを発揮します。
また、専用ユーティリティソフトから発光色や発光パターンが変更可能なLEDのキーボードに加え、リアに15色のマルチカラーRGBのLightバーを装備するなど、デザインにもこだわった製品となっています。ゲームはもちろん動画編集や3D CADなどのクリエイト用途、ローカルLLMや生成AIなどのAI処理も十分にこなせますので、最新ゲームタイトルを快適に遊びたい、高負荷な処理をサクサク動かしたいという方におすすめのノートパソコンです。
本記事でレビューした製品のスペック
モデル名 | LEVEL-16WR171-U7-UKRX |
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形状 | 16型(非光沢カラー液晶) |
解像度 | WQUXGA(3840×2400ドット) |
パネル | 120Hzリフレッシュレート |
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
CPU型番 | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255HX |
メインメモリ | DDR5 32GB(16GB×2) |
グラフィックス | GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPU |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD |
光学ドライブ | 光学ドライブ非搭載 |
チップセット | インテル HM870 |
カードリーダー | micro SDカードリーダー |
オーディオ機能 | High Definition Audio subsystem |
スピーカー / マイク | 内蔵ステレオスピーカー / 内蔵マイク |
カメラ | 500万画素 (Windows Hello 対応) |
有線LAN機能 | 2.5GBASE-T |
無線機能 | Wi-Fi 7 (IEEE802.11 be/ax/ac/n/g/b/a)対応 無線LAN + Bluetooth® 5 |
キーボード | 日本語キーボード |
マウス・ポインティングデバイス | マルチタッチ対応タッチパッド |
電源 | ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー |
外部端子 | ヘッドフォン / スピーカー出力×1,Thunderbolt 4ポート×2(Type-C×2), USB3.1×2,ディスプレイ出力(HDMI×1) |
重量 | 約2.2kg(バッテリー含む) ※カスタマイズ内容により重量は異なります |
サイズ | 約幅355mm×奥行274.5mm×高さ30.6mm(※ゴム足含む) |
「LEVEL-16WR171-U7-UKRX」の仕様一覧

新米ライターです。見た方に興味を持っていただける記事を作れるように頑張りますので、よろしくお願いします。趣味は漫画を読んだり、動画を見ることです。