今回はWindows 10搭載パソコンで子供用のMicrosoftアカウントを作成する方法をご紹介します。
1台のパソコンを家族で使用する、あるいは子供用パソコンとして使用する、といった際にご家族が安心して利用できるように、子供用アカウントを保護者のアカウントの家族のメンバーに追加してパソコンの使用時間やコンテンツの制限を設定する方法も併せてご紹介します。
なお以下手順は2020年4月現在Windows 10 バージョン:1909にて確認を行っております。
子供用Microsoftアカウントを新しく作成する手順
保護者のMicrosoftアカウントの家族のメンバーとして、子供用Microsoftアカウントを新しく作成する手順をご紹介します。
操作は保護者(管理者)のMicrosoftアカウントでサインインした状態で行ってください。
既にMicrosoftアカウントを作成済みの場合は、「既存のMicrosoftアカウントを家族のメンバーに追加する手順」までお進みください。
1.スタートメニューから【設定】を選択
スタートメニューから【設定】を選択します。
2.Windowsの設定一覧から【アカウント】を選択する
Windowsの設定一覧が表示されますので【アカウント】を選択します。
3.【家族とその他のユーザー 】を選択する
ユーザーの情報の画面で【家族とその他のユーザー】を選択します。
4. 【家族のメンバーを追加】を選択する
家族とその他のユーザーの画面で【家族のメンバーを追加】を選択します。
5.【お子様のメールアドレスを作成する】を選択する
「メンバーまたはオーガナイザーを追加しますか?」の画面で【メンバーの追加】にチェックを入れ、【お子様のメールアドレスを作成する】を選択します。
6. 取得したいメールアドレスを設定する
Microsoftアカウントの作成画面になりますので取得したいメールアドレスを入力して【次へ】を選択します。
7. パスワードを設定する
パスワードを設定し【次へ】を選択します。
8. お名前を入力する
氏名を入力し【次へ】を選択します。
9. 生年月日を入力する
生年月日を入力し【次へ】を選択します。
生年月日を入力すると子供用のアカウントが作成されたと表示されます。
子供用のMicrosoftアカウントが保護者(管理者)の家族のメンバーとして作成されました。
保護者による子供用アカウントの設定については「子供用Microsoftアカウントに設定できる主な項目」までお進みください。
既存のMicrosoftアカウントを家族のメンバーに追加する手順
既存のMicrosoftアカウントを保護者のアカウントの「家族のメンバー」に追加する手順をご紹介します。
操作は保護者(管理者)のMicrosoftアカウントでサインインした状態で行ってください。
1. スタートメニューから【設定】を選択
スタートメニューから【設定】を選択します。
2. Windowsの設定一覧から【アカウント】を選択する
Windowsの設定一覧が表示されますので【アカウント】を選択します。
3. 【家族とその他のユーザー 】を選択する
ユーザーの情報の画面で【家族とその他のユーザー】を選択します。
4. 【家族のメンバーを追加】を選択する
家族とその他のユーザーの画面で【家族のメンバーを追加】を選択します。
5. 【メンバーの追加】にチェックをいれ、家族のメンバーに追加したいMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力する
「メンバーまたはオーガナイザーを追加しますか?」の画面で【メンバーの追加】にチェックを入れ、家族のメンバーに追加したいMicrosoftアカウントのメールアドレスを入力して【次へ】を選択します。
このユーザーを追加しますか?と表示されますので確認を選択します。
設定したメールアドレス向けに家族のメンバーへの招待が送信されます。
6. 【オンラインで家族の設定を管理】を選択する
招待されたアカウントは「子供、保留中」と表示されるようになります。
家族とその他のユーザーの画面にて「オンラインで家族の設定を管理」を選択します。
7. あなたのファミリーのメニューにて【今すぐ受け入れる】を選択する
ブラウザが起動しMicrosoftアカウントの管理ページに移行します。
ファミリーに招待したアカウントが保留中のメンバーとして表示されていますので【今すぐ受け入れる】を選択します。
もし「オンラインで家族の設定の管理」を選択してもMicrosoftアカウント管理ページの「あなたのファミリー」の画面が表示されない場合はMicrosoftアカウント管理ページにて保護者のアカウントでサインインしてください。
8. 【今すぐ受け入れる】を選択する
「今すぐ招待を受け入れる」の確認画面が表示されます。
【今すぐ受け入れる】を選択すると保護者のアカウントがサインアウトされ、招待を受けているアカウントでのサインイン画面に移行します。
9. 家族のメンバーの招待を受けているMicrosoftアカウントのパスワードを入力する
Microsoftアカウントのサインイン画面が表示されますので、招待を受けている側のMicrosoftアカウントのパスワードを入力します。
10. メンバーとしてファミリグループに参加する、にて【はい】を選択する
サインインすると「メンバーとしてファミリグループに参加する」の確認画面が表示されますので「はい」を選択します。
招待を受けていたアカウントが保護者の「あなたのファミリー」に追加されます。
11. 保護者のアカウントでサインインする
この段階では子供用のアカウントでサインインしている状態なので画面右上のアカウントマネージャーのアイコンを選択し、「別のアカウントでサインインする」から保護者のアカウントでサインインします。
保護者のアカウントでサインインすると設定が完了し、Windows 10の「家族とその他のユーザー」画面上でも「子供、保留中」から「子供」と表示が変更になります。
子供用Microsoftアカウントに設定できる主な項目
子供用のアカウントに保護者が設定できる主な機能と設定方法をご紹介します。
ブラウザでMicrosoftアカウント管理ページにアクセスし、保護者のアカウントでサインインすると「あなたのファミリー」の項目から各種操作を行えます。
https://account.microsoft.com/
1.活動記録レポートでオンライン活動を監視する
【活動記録レポート】をオンにすると閲覧したwebページや使用したアプリやゲームの履歴をレポートで確認できるようになります。
活動レポートはMicrosoftアカウント管理ページで確認できるほか、保護者のMicrosoftアカウントに登録してあるアドレス宛で週次でメール送信することもできます。
2.コンテンツを制限する
【コンテンツの制限】ではゲームやアプリに年齢制限を設定し、設定した年齢に対して不適切なものを制限します。
閲覧可能なWebサイトをブロックすることもできます。
3.パソコンの使用時間を制限する
パソコンを使用できる時間を制限することができます。1日あたりの使用時間を曜日ごとに設定可能です。
ブロック(一切使用させない)の他、30分単位で1日あたりの使用可能時間数を設定できます。
使用可能な時間帯を指定する事も可能です。
子供用アカウント利用中に指定された時刻が迫ると画面に通知が表示されます。
指定した時刻に達するとロック画面に移行します。使用延長の要求を送信し、要求をメールで受け取った保護者が使用可能な時間を指定して延長することも可能です。
4.アプリとゲームの使用を制限する
【アプリとゲームの制限】ではアプリやゲームの使用時間を個別に制限することができます。
5.コンテンツの課金を制限する
Microsoft Store内でのコンテンツ購入を制限することができます。
コンテンツ購入の際に保護者の承認が必要にしたり、決められた残高内で自由に購入できるように予め入金しておく、といった設定が可能です。
1台のPCでも子供用アカウントで一緒に使えて便利!
以上、Windows 10での子供用アカウント作成と保護者による利用制限を設定する手順をご紹介しました。
複数台のパソコンを用意しなくても、うまくアカウントを作成・設定して切り替えることで家族で使用することができますので是非お試しください。
確認環境
Windows 10 (Home) 64bit (バージョン:1909)
Microsoftアカウント管理画面については2020年4月現在のものとなります。
長年に渡る店舗スタッフ、店頭サポート、BTOパソコン組立、PCリサイクル業務等の様々な現場経験を経てECサイトに配属されたオールドルーキー。趣味はプロレス。以上ッ!