パソコンを光り物パーツでドレスアップするときにLEDの仕様について、それぞれ光り方やできることが異なる「RGB LED」「アドレサブルLED」があります。今回はそのLEDについて違いを確認しましょう。
光り方の種類について
パソコン用のLED対応パーツでは、LED(単色)・RGB LED・アドレサブルRGBの3種類に分かれます。
その仕組みについてご紹介します。
LED(単色) とは
デバイス側に単色のLEDのみが搭載されているタイプです。
白・赤・緑・青など、電源供給されるとその色が発色します。
配線はについては、ファンコネクタと同時に供給されるか別途4ピンペリフェラルから電源供給されるタイプになります。
RGB LED とは
指定した色を接続されたデバイスへ全体に送るのがRGBLEDになります。
例として、コントローラーに接続されたRGB LED搭載のデバイスは、「赤!」という命令が送られると、一斉に赤色になります。
複数のデバイスを接続しても、別々に色を変更したりすることはできません。
アドレサブルRGB とは
指定した色を接続されたデバイスへ複数に送るのがアドレサブル RGBになります。
LED1位個単位で発色を管理できますので、場所によって変化をつける発行パターンなども可能になります。
マザーボードによっては対応できる機種が限られますので、アドレサブルRGBの光り物パーツを使用する際は、マザーボードの対応を確認しておきましょう。
端子の接続方法
RGB LEDの接続方法 とは
RGB LEDの接続ですが、マザーボード上に図のような4ピンのヘッダがあることを確認しましょう。名称はRGB 4 pin・RGBヘッダー・RGB LEDストリップヘッダーなどと呼ばれています。
このピンの特徴は12VとR(赤)G(緑)B(青)の3色で構成されています。
向きについては12Vの電圧が指定されますので、デバイス側のメス端子の向きを間違えないように差し込みましょう。
アドレサブルRGBの接続方法 とは
アドレサブルRGBの接続ですが、マザーボード上に図のような3ピンのヘッダがあることを確認しましょう。名称はアドレサブルヘッダーやアドレサブルRGB LED ヘッダーなどと呼ばれています。
このピンの特徴は、5VとData、1つ空きがありGroundの3ピンになります。
RGB LEDとピン数が違いますが、見た目の形状が似ていることで挿し間違えないように確認しましょう。
こちらも5Vの電圧が指定されてますでの、デバイス側のメス端子の向きを間違えないように差し込みましょう。
※要注意!
12Vや5Vの電圧の向きを間違えると、ショートにより破損の恐れがあります。
オス・メス側の向きに十分確認し接続しましょう。
光り物パーツのポイントを押さえてうまく活用しよう!
要点をまとめると、
・LED(単色)
接続は簡単。
色は単色のみ。
デバイス側の色が光るのみ。
・RGB LED
接続は「4pin 12V」であること。
接続はピンヘッダ 逆刺し注意。
色は全体管理可能。個別には光らせることはできない。
・アドレサブル RGB
接続は「3pin 5V」であること。
接続はピンヘッダ 逆刺しに注意。RGB LEDと間違わないように。
色は個別管理で発行パターンが多い。マザーボードに接続する場合はよく確認すること。
以上になります。光り物パーツはこのようにポイントを押さえることで区別することができます。
いままで挑戦してみようと思った方も、追加でドレスアップしてみたい方も、ぜひ光り物パーツで自分なりのパソコンを作ってみてはいかがでしょうか。
EコマースのPCパーツ・周辺機器担当です。 元店舗出身でPC修理全般と中古品関係を得意としていました。主に商品のレビューや規格・技術関係のまとめを書いております。趣味はゲームと自転車の整備です。