2019年6月頃より、Windows 7搭載パソコンのデスクトップ上にWindows 7のサポートを終了するお知らせがMicrosoftより通知されるようになりました。
一体これはどのようなものなのかを説明しつつ、対応方法についてもご紹介します。
家庭や学校、会社、企業などでご利用のパソコンには、今でもWindows 7のシステムが導入されている環境は多いと思われます。
Microsoftがこれまで行ってきたWindows 7のセキュリティ更新プログラムの提供や、バグの修正、技術サポートなどのサービスが、2020年1月14日で終了となる一環として、今回の通知が表示されるようになります。
Windows 7 のサポート終了を知らせる通知とは
2019年3月20日にMicrosoftからリリースされた更新プログラム 「KB 4493132」をインストールしたWindows 7の画面上に、Windows 7のサービス終了を知らせる通知が表示されるというもので、
Windows Updateの自動更新が設定されているパソコンであればネットワークを通して上記の更新プログラムが自動的にインストールされていることになります。
更新プログラムの確認はWindows Updateの更新履歴の表示から確認できます。
ウィンドウには以下のような内容が表示されています
Windows 7のサポート終了は来年、2020年1月となります。
2020年1月14日以降、マイクロソフトからのWindows 7のセキュリティ更新プログラムや技術サポートは提供されなくなります。移行の準備として、各種ファイルのバックアップをとっておくことをお勧めします。
この通知は、ウインドウの右上の閉じるボタンを押してウインドウを閉じても2020年1月15日まで、「ユーザーログイン時」または「ロック解除時」と「毎日12時」に表示されるよう、
タスクスケジューラに設定されています。
Windows 7のサポート終了の通知を今後表示しないようにする方法
既にWindows 7のサポート終了期限を理解されている方や、Windows 10へのアップグレード及びWindows 10搭載パソコンの買い替えを検討されている方は、こうした通知を表示しないようにしたいのではないでしょうか。
この通知を表示させないためには、通知ウインドウの左下に「今後、このメッセージを表示しない」というチェックボックスがありますので、そのチェックボックスにチェックを入れてから、通知ウインドウの右上の閉じるボタンをクリックすることにより、以降、通知ウインドウが表示されることがなくなります。
Windows 7のサポートが終了するとどのような影響があるのか
MicrosoftがWindows 7を利用するユーザーに対しこのように通知を行う理由として、サポート終了に伴いセキュリティ更新プログラムの提供が行われなくなる為、
Windows 7を使い続けることで、セキュリティの脆弱性を突いた不正アクセスによる機密情報の漏えい、マルウェアへの感染やフィッシング詐欺といったリスクが高まる事が挙げられます。
Windows 7のサポートが終了するとどのような影響があるのかについては、通知ウインドウ内にあります「詳細を見る」をクリックして表示されるページに記載されています。
以下のリンク先と同じページになります。
上記でも注意されていますリスクを回避するためには、サポート終了期限を迎える前に、大切なファイルのバックアップを取っておくことに加え、Windows 10へのアップグレード、もしくはWindows 10搭載パソコンへの買い替えを推奨いたします。
Windows 7 のサポートを終了する前にWindows 10への移行をご検討下さい
以上のように、突然デスクトップ画面上に表示されるWindows 7 のサポート終了の通知ですが、これはウィルスの感染やフィッシング詐欺といったことではなく、Microsoftからの事前の通知ですので、ご安心下さい。
ただし、最近流行している迷惑メールやフィッシング詐欺広告などが通知を真似てくる事も考えられるため、不審なメールのリンクや、出所の分からないファイルにはご注意下さい。
また、デスクワークに使用するWindows 7搭載パソコンのほか、デジタルサイネージやPOSレジなどの特定業務端末にWindows 7がインストールされている場合、更新プログラム KB 4493132のパッチがインストールされていますと、画面上に通知が表示されますのでご注意下さい。
いずれにしても通知が表示された場合は、安全にパソコンをご利用頂くためにもWindows 10への乗り換えのご検討をお勧めいたします。
360度どこからみても凡人、職人番号ラッキー7!職人7号です。主に写真撮影、動画編集を担当。パソコン工房ECサイトのBTOPCや自作パーツ等ひろく手掛ける。店舗部門出身。