ExcelでMEDIAN関数を使うと、平均値ではなく中央値を求められるため、極端に大きな、また小さな数値の影響を受けにくく実態に近いデータを得ることができるようになります。

ソリューション最終更新日: 20220707

Excel MEDIAN関数で平均値ではなく中央値を求める方法

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平均値は極端に大きい、または小さい数値が1つでも入ることで数字の上下が激しく変動して、実態とは程遠いデータになってしまうこともあります。中央値はデータのちょうど真ん中に位置する値を指すため、極端に大きな、また小さな数値の影響を受けにくく実態に近いデータを得ることができるようになります。

書式(基本構文)
MEDIAN(数値1,[数値2],…)
記述例

=MEDIAN(A2:F10)

1.中央値を求めたいセルを選択する

中央値を求めたいセルを選択(ここでは「G4」)します。

2.「fx」ボタンをクリックする

数式バー左側にある「fx」ボタンをクリックします。

3.「関数の検索」窓に「MEDIAN」と入力して[検索開始]をクリックする

「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されるので、「関数の検索」窓に「MEDIAN」と入力して[検索開始]をクリックします。

4.関数名「MEDIAN」を選択して[OK]をクリックする

検索結果が「関数名」の項目に表示されます。「MEDIAN」を選択して[OK]をクリックします。

5.数値1に中央値を求めたい範囲を選択する

「関数の引数」ダイアログボックスが表示されます。「数値1」にカーソルをおき、中央値を求めたい範囲を範囲選択(ここでは「E4:E10」)します。

6.[OK]をクリックする

中央値を求めたい範囲を選択したら[OK]をクリックすると選択したセルに中央値を求められます。

中央値はデータが奇数個の場合はちょうど中央になる値が中央値となりますが、データが偶数個の場合は、中央の2つの値の平均値が中央値となります。平均値と中央値をあわせて求めることで、データ分析時をより明瞭に行えるでしょう。

ライタープロフィール パソコン工房NEXMAG [ネクスマグ] 編集部

パソコンでできるこんなことやあんなこと、便利な使い方など、様々なパソコン活用方法が「わかる !」「みつかる!」記事を書いています。

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