ゲーミングモニター(液晶モニター)の付属スタンドを使用せず、モニターの位置を自由に調節できるLEVEL∞のゲーミングモニターアーム(ディスプレイアーム)「LEV-ARM02」の特徴や仕様の説明と、本製品の取付方法、取付の際の注意点について紹介いたします。
ゲーミングモニターアーム「LEV-ARM02」
本製品は液晶モニターに付属されるスタンドを使用することなく、モニターアーム本体をデスクの天板に取付けることで液晶モニターの高さや角度を自由に調整し、ゲームプレイ・実況配信などで理想的なポジションにできる4軸タイプのモニターアームです。
対応する液晶モニターのサイズは17~32インチで、耐荷重は約8kgまでとなっており、液晶モニターの背面が100×100mmもしくは75×75mmのVESA規格に対応する製品であれば取付けが可能です。
デスクへの固定方式は、クランプ式(デスクの天板に上下から挟み込む方式)、またはグロメット式(デスクの天板に穴を開けてボルトを貫通させる方式)で固定できる仕様になっています。
本製品の梱包箱を開けるとモニターアーム本体のほか、デスクの天板に取付けるための金具類と固定するためのネジ類、大きさの異なる六角レンチが3種類、取付け方法が記載されたマニュアルが付属されています。
モニターアーム本体は内部のスプリング構造が見えるデザインとなっており、ゲーミングモニターと統一感のあるデザインとなっています。
材質はVESAマウント部分が鉄、モニターアーム本体上部分がアルミ合金、下部分がケーブルガイド搭載のため外装はプラスチックで内部に鉄が使用されております。箱から取り出して手にもつとずっしりくる重量感があり、丈夫な作りになっています。
LEV-ARM02を真っ直ぐ伸ばした状態のサイズ感は以下のような大きさです。
液晶モニターを調整できる高さは約187~487㎜まで可能で前後左右への移動も可能です。
※下記に掲載される写真に使用している液晶モニターは横488.5 × 縦376.0 × 奥行き187.0 mmの21.5型で重量約3kgの物を使用しておりますので、実際にご利用になられるゲーミングモニターとサイズ感が異なる場合があります。予めご了承ください。
チルトの角度は-45~90度までの上下の傾きが可能で、液晶モニターの高さに合わせて角度を調整できます。
VESAマウント取付部分のパンの角度は左右90度まで調整が可能です。
スイベルは左右180度までの回転が可能で、液晶モニターを使用しない場合など、デスクの外側に向けておくことができます。
また、VESAマウント部分はピポッド(回転)に対応しており、液晶モニターを縦にして利用することも可能です。ゲーム実況、配信を行う際の配信用のチャットウィンドウを表示するなど縦長の表示にも対応することができます。
モニターアーム本体の根本部分、中間部分、先端部分、VESAマウント部分の調整が可能な4軸となっていますので、液晶モニターを自由な位置に調整することができます。
液晶モニターを色々な角度で調整してみましたがモニターアーム本体の動作音は静かで気になる事はありませんでした。
スプリングメカニズムを採用
本製品にはスプリングメカニズムが採用されており、ガス充填式のものと比べて物理的なスプリングとなるため、ガス圧が弱まって液晶モニターを支える力が弱まるといったことがありません。
また、スプリングの調整はモニターアーム本体の中間部分ありますので、液晶モニターを取付けた際に液晶モニターの自重でアームが下がってしまう場合や、逆に浮き上がってしまうような場合は付属の六角レンチで調整できます。
加えて、VESAマウント取付部分、モニターアーム本体の根本部分は付属の六角レンチを使って、軸の回転の重さを調整することができます。
クイックリリースに対応するVESAマウント
液晶モニターとモニターアーム本体の取付部分となるVESAマウントはクイックリリースに対応しており、液晶モニターの取付け・取外しが自由に行なえます。取付けられる液晶モニターは曲面(湾曲)型モニターにも対応しています。
ケーブルガイド搭載で配線周りもスッキリ
液晶モニターに接続される映像ケーブル(HDMIケーブル、DisplayPortケーブル等)、電源ケーブルは本体内側にケーブルガイドが搭載されていますので、ケーブルをスッキリ収納できます。
モニターアーム本体上部分にあるケーブルガイドのカバーとモニターアーム本体下部分の外装のみ、ケーブル類を通す仕組みからプラスチック製になっています。
LEV-ARM02の取付方法
本製品の取付方法を紹介します。下記で紹介する取付方法はクランプ式です。
取付け方法はクランプ式とグロメット式で異なります。
取付けの際は六角レンチ(プラスドライバー形状あり)が付属されていますので、工具を別途用意する必要はありません。
尚、今回は先述しました横488.5 × 縦376.0 × 奥行き187.0 mmの21.5型で約3kgの液晶モニターを使って取付方法を紹介させていただきます。
まずはじめにモニターアーム本体の底面(モニターアーム本体の根本部分)にあるネジの緩め具合で軸の回転の重さを調整できます。調整したい方はデスクの天板に固定するためのクランプを取付ける前に調整を行ってください。調整の際にモニターアームと根本部分にぐらつきが無いように調整してください。
1.デスクの天板にモニターアーム本体を取付ける
モニターアーム本体の底面にデスクの天板に固定するためのクランプを取付けるためモニターアーム本体の底面にネジ止めしていきます。クランプを取付ける向きは底面にクランプを取付けるための溝が掘られていますので、向きに注意して取付けます。
上記の取付けが終わったら、次にデスクの天板にモニターアーム本体を挟み込むためのハンドルが付いたアジャスターを取付けます。
アジャスターの範囲は10~85mmまでとなっていますので、デスクの天板の厚さに応じてネジ止めする位置を調整します。
アジャスターの位置を調整できたら、クランプをデスクの天板に挟み込みます。
ハンドル部分を回してモニターアーム本体がずれないようにデスクの天板にしっかりと固定します。
モニターアーム本体がデスクの天板にしっかり固定できたら、クランプに付属のカバーを装着して、モニターアーム本体とデスクの天板の取付けは完了です。
2.液晶モニターにVESAマウントを取付ける
本製品に付属される緩衝材を液晶モニターの液晶パネル部分に敷いて作業を行うことで、液晶パネルを傷つけずに作業が行えます。
付属のVESAマウントを液晶モニターの背面にあるVESA規格のネジ穴位置に合わせてネジ止めを行っていきます。
付属の一番大きいサイズの六角レンチの片側がプラスドライバーの形状になっているので、液晶モニターの背面にあるVESA規格のネジ穴にあったネジでVESAマウントを取付けます。
VESAマウントとネジの間にスペンサーを挟み、ネジ止めしていきます。
ネジ止めの際は一箇所を根本まで固定してしまうと他のネジ穴の位置がずれて、垂直にネジ止めできない場合があるので、4箇所にネジとスペンサーを仮止めした状態からネジ止めしていきます。
3.液晶モニターをモニターアーム本体に取付ける
モニターアーム本体のVESAマウント取付け部分に上方向から下にスライドさせてVESAマウントをモニターアーム本体に取付けます。
VESAマウントがモニターアーム本体にしっかり固定されたらVESAマウントがモニターアーム本体から外れないように上からネジで固定します。
最後に液晶モニターの映像ケーブル、電源ケーブルを接続して、モニターアーム内側のケーブルガイドに配線を纏めます。
液晶モニター寄りのケーブルガイドのカバーは液晶モニター側にスライドさせると外れる仕組みになっていますので、無理に外そうとして破損しないように注意してください。
デスクの天板寄りのケーブルガイドにケーブルを収納する際は、上の方からケーブルをたわませて収納していきます。
また、電源ケーブルなどの太いケーブルからケーブルガイド内に収納していくことできれいに収めることができます。
以上で取付けは完了です。
尚、液晶モニターの位置の調整やモニターアーム本体の角度を調整することを考慮して、ケーブルガイドに収めるケーブルの長さには余裕を持たせることをおすすめします。
取付ける際の注意点
モニターアーム本体を取付ける際の注意点として、先述いたしました液晶モニターの耐荷重(約8kg)に加え、モニターアーム本体を固定するデスクの天板の強度や厚さにも注意が必要です。
LEV-ARM02のアジャスターの幅は10~85mmまでとなっていますので、ご利用のデスクの天板の厚さや材質などを確認して使用してください。
ゲーミングモニターアームでデスクスペースを広く活用できる!
LEVEL∞のゲーミングモニターアーム「LEV-ARM02」を利用することで、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスといったゲーミングデバイスのほか、カメラやマイク、ミキサーといった配信機器をデスクに多く置くことができるので、ゲーミングモニターアーム「LEV-ARM02」が理想の環境を整える一助となれば幸いです。
LEV-ARM02 製品仕様 | |
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稼働範囲(高さ) | 約187~487㎜ |
スクリーンサイズ | 17~32インチ |
耐荷重 | 約8kg |
VESA | 75 x 75mm , 100 x 100mm |
チルト域 | +90°~-45° |
スイベル機能 | +90°~-90° |
回転機能(軸) | +180°~-180° |
固定方法 | クランプ式&グロメット式 |
360度どこからみても凡人、職人番号ラッキー7!職人7号です。主に写真撮影、動画編集を担当。パソコン工房ECサイトのBTOPCや自作パーツ等ひろく手掛ける。店舗部門出身。