

こんにちは!職人3号です。やってきました!今後1年のPC業界の動向が分かるともいわれるCOMPUTEX(コンピュテックス)! 今年は、2018年6月4日から6月9日まで開催され、職人3号は6月5日~8日まで参加いたしました!
ついにCOMPUTEX(コンピュテックス)も4日目の最終日を迎え「TWTC Hall3」などをゆっくり視察。その他にも台湾についてのおまけ情報や感想なども書いてますので是非ご覧ください。
6月5日COMPUTEX TAIPEI 2018会場へ到着(1日目)
成田空港から台湾の桃園空港へ!
COMPUTEXは、日本の海を越えた先、台湾にて毎年開催されるPC業界関連の大きなイベントの一つです。ここに参加するには日本国外、台湾へと渡る必要があります。毎年この時期は非常に込み合うので早めの予約が必要です。
それでは成田空港より飛行機に乗って出発です!と気合を入れたはいいもののいきなり出発が40分遅れのアナウンス…。ううむ。こういうトラブルはつきものですよね。
非常に天候に恵まれ快晴の中、成田を出発、着陸予定の台湾も天気は良好快晴の中非常に快適なフライトを~~ と機長のアナウンスを聞きながら約3時間ほどで台湾へ到着します。
東京から台北
成田空港
COMPUTEX会場へ到着
台北へ到着後、入国手続きやら荷物の受け取りやら済ませ、バスに乗り込むこと1時間、COMPUTEX会場(Taipei world trade center)に到着しました。
まずは台北101のあるWorld trade center会場へ!
COMPUTEX会場外観
COMPUTEX TAIPEI 2018 取材速報
中へ入ると多数のブースが所せましと出展しています!
数多くのメーカーが今年以降にリリース予定の新製品をこれでもかというくらい展示しています。例年通りの顔ぶれに加えて目立っていたのがAIなどDeeplearningを駆使した新規サービス提案などのブースや、VR技術を駆使したエンターテイメント、建築への技術寄与など、日本と同じ方向性を感じました。
また、USB Type-Cから様々な機器へつなぐ変換コネクタ関連製品が非常に多い点も感じました。
続けて、様々なメーカーのプライベートブースのあるグランドホテルへと向かいます。COMPUTEX会場では展示できない企業秘密満載のプライベートブースの内容はさすがにご紹介することはできませんが、意欲的な製品を多数みることができました。お。これは!と思う製品もいくつか見つけることができましたので、今後の製品展開にもご期待ください!
COMPUTEX会場の様子
1日目のまとめ
1日目は日本から台湾へ到着してすぐに会場という、重い荷物を持ちながらの弾丸行程でしたが引き続き2日目はもうひとつの会場Taipei Nangang Exhibition Centerへといきたいと思います。また記事をアップしますのでお楽しみに!
おまけ
台湾は、いくつか日本でもなじみのあるお店が出店しています。たとえば百貨店。
台湾のMRT「忠孝復興」駅に隣接する駅ビル
中も日本とそっくり。さすがに売っているものは台湾ならではですが、このほかにもなじみの深いコンビニエンスストアや、コーヒーショップ、牛丼屋、うどん屋など、あれ?!と思うお店が多数あります。
遠く異国の地でもなじみのお店を見かけるだけでも安心感が違いますね。COMPUTEXに初参加でも安心ですね!?
台湾の百貨店
6月6日COMPUTEX TAIPEI 2018(2日目)
COMPUTEX会場への移動手段
COMPUTEX2日目は台湾の地下鉄MRTに乗り南港(ナンカン)の会場へ。NVIDIAのスポンサー看板が目印です。地下鉄からも直接会場へ入ることが可能です。
COMPUTEX会場
会場の向い側にある貿易センタービル、会場周辺はこのようなビルが立ち並ぶエリアの中、COMPUTEX TAIPEI 2018が開かれます。
COMPUTEX TAIPEI 2018会場周辺
COMPUTEX 現地レポート HECのブース
CougerことHECの新製品、光る電源!マザーボードの光に連動するそうです。
HECの新製品の電源
同じくHECの新製品の水冷クーラー、これも虹色に光ってかっこよかったです。
HECの新製品の水冷クーラー
HECの新製品の水冷クーラー
実際にリモコンで色を変えてみました。以前はLEDの光がまぶしかったのですが、ふわっと光る感じに工夫されているものが多い印象で、コントローラーも改善し多数の光モノを追加できるようになっているようでした。
HECの新製品の水冷クーラー
GEMINI Xというケースにこの水冷クーラーを組み込むとこのようになります。このケースは2枚のマザーボードが入るCougerの新製品だ、頑丈にできていて好印象ですね。
GEMINI Xという製品名、個人的にとても気になります。例えばゲームプレイ用と配信用を別システムとして1つのケースに組み込めるのでスマートに感じます。
HECの新製品の水冷クーラーのケースへの組み込み
HECの新製品の水冷クーラーのケースへの組み込み
GEMINI Xの説明
2日目のまとめ
実は2日目は9社と商談しました。見て回れたのは2時間程度でした。18時を過ぎて人のいなくなったMicrosoftのブースを横目に見つつ2日目が終了です。
6月6日COMPUTEX TAIPEI 2018(3日目)
3日目の朝は少し街並みを紹介すべく散策してみました。
大きな通り付近はこのような感じ、日本とあまり変わりがないと感じます。ただ、唯一感じる違和感は、高層階でも窓に鉄格子がはまっているのが特徴です。
台北の街並み
北海道ラーメン、日本のラーメンは人気。この日はその隣に見えている朝食屋にて朝ご飯をいただきました。ソーセージと卵のホットサンドとアイスコーヒー。これで二つ合わせて100台湾ドル、おおよそ日本円で400円(税込440円)のリーズナブル価格ですね。
北海道ラーメンの看板
朝食
COMPUTEX現地レポート GSkillのブース
2日目に引き続き、南港会場へ、ここはGSkillというメモリメーカーのブースの紹介です。
GSkillのブース
今年も各国のオーバークロッカーを集めてショーをしていました。日本からはメモリーのオーバークロックで知られる清水氏が参加してました。
GSkillのブース
Gskillブースでは、Modケースも展示されていました。こちらはなんとサイドパネルに液晶ディスプレイがついていて絵柄が動きます。実はこれ、日本人の作品、クオリティ高い!
GSkillのModケース
見覚えのあるドクロマーク、インテルのハイエンドNUCなどで描かれているおなじみのマークです。なんと先日発売されたばかりのHadescannyonが水冷化されていました!
GSkillのドクロマーク
Hadescannyonの水冷化
COMPUTEX現地レポート LIANLIのブース
アルミケースで有名なLIANLIのブース。
LIANLIのブース
光ものばかりですが、電源ケーブル自体を光らせるというアクセサリを展示、これはとてもきれいだったこだわりの逸品。もちろんPCI-Express電源コネクタにも対応、これは素直に欲しいと思えます。
LIANLIの電源ケーブル
LIANLIの電源ケーブル
その他ブース紹介
おなじみのmsiのブース
msiのブース
ASUSのブースではつい先日発売されたZenFone5が紹介されていました
ASUSのブース
COMPUTEXではベストチョイスアワードという、意欲的な製品に贈られるアワード製品をあつめたエリアもあります。
COMPUTEXのアワード製品をあつめたエリア
終了後、台湾の街を散策
台湾の新宿とも呼ばれるエリアを散策しました。夜になるときれいにライトアップされ、歩いているだけでも楽しいです。
台湾の街
ここでビーフジャーキーがおいしいお店を発見しました。残念ながら肉類は検疫のため持ち帰ることはできないとのことですが、できたてはおいしいそうなのでぜひチャレンジしてみてはどうでしょうか。
ビーフジャーキーがおいしいお店
6月8日COMPUTEX TAIPEI 2018(4日目)
台北101/TWTC Hall3へ来ました。
TWTC Hall3
4日目は、台北101/世貿のTaipei World Trade Center Exhibition Hall 1とHall 3へ来ました。初日は滞在時間が少なくあまり見ることができませんでしたが、4日目の今日は少しゆっくり視察することができました。
いきなりComputexから話が少し脱線しますが、台湾のランドマークとして有名な建築物を紹介します。
台湾のランドマークタワー台北101
写真に写るこの建物が台北101という台湾で有名な超高層ビルで、その名前の通り101階まであります。この日はとても天気がよく先端まで雲もなく見ることができました。COMPUTEXが行われている会場のすぐそばにあるビルなのでぜひ見てみてください。展望台もありますよ!
COMPUTEX現地レポート GIGABYTEブース
COMPUTEX現地レポート GIGABYTEブース
Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1へ、入るとすぐにGigabyteのブースがあります。GIGABYTEのブースでは、新しい薄型のゲーミングノートパソコンや、マイニングマシン、サーバーなどが展示されていました。LEDの透明パネルが会場のいたるところに使われています、ここGigabyteのブースでも使用されていました。
LEDパネルになっていてアニメーションする
Taipei World Trade Center Exhibition Hall 3とも合わせ、スタートアップ企業や、クラウドファンディング、大学などのブースが多数あり、とても意欲的な展示を行っていました。人体認識関連や、AIを活用したWebサイト自動生成、アニメーション作成など最新の技術、サービスが目立っていました。一方でVRやスマート家電、スマートディバイス関連はかなり数が減っている印象を受けました。
横断歩道の信号がアニメーションでかわいい
外に出た際に何となく撮ったのですが、Panasonicの看板の下の温度表示に注目。なんと外気温34℃。 どうりで暑いわけです。とはいえ湿度は高くなく比較的からっとした高温のため不快指数は低め。
午前中いっぱい視察した後いよいよ日本へ帰国
台湾の電車の切符
帰りの桃園空港へは電車(台湾MRT)で向かったのですが、台北車站駅から桃園空港まで切符を買う必要がありました。
台湾での切符は日本と違いICが埋め込まれたプラスチックのメダルが乗車券になります。入場するときはピッとタッチして、降りるときはコイン投入口に入れ出場します。
桃園空港に到着、Seeya Taiwan!
飛行機の中から空港を撮影
夜間のフライトでしたが、大阪付近から気流が乱れていたのかとても揺れつつも日本へ無事到着しました。4日間にわたるComputexの旅もこれにて終了です。
台湾についてのおまけ情報
4日目の朝は、紅茶にチャレンジ。台湾で紅茶を頼むと「ミルクティ」が基本です。ストレートを希望する場合は別途指定が必要です。豚肉のハンバーガーを注文。先ほどの飲み物と合わせて85台湾ドル、日本円でおおよそ300円(税込330円)、こちらも甘辛なソースで大変美味でした。後で調べて知ったのですが、入ったお店が「萬佳?」という、台湾の朝食チェーン店だったようです。基本的には薄味が多いのですが、万人受けするよう味がアレンジされていたのかもしれません。
4日目の朝食
台湾の電車 MRTの路線図
台湾では、MRTという電車が縦横に走っています。日本でいう東京メトロのようなイメージでしょうか。
COMPUTEXの開催期間中は、COMPUTEXの入場証がMRTのフリーパスにもなっていて基本的にはすべての駅で乗り降りが可能になっています。
COMPUTEX TAIPEI 2018 に参加した感想は
いかがだったでしょうか。
年々縮小傾向にあるといわれているCOMPUTEXですが、以前と変わらず多くの人でにぎわっていました。今年は、音声翻訳ディバイスや、360°高解像度カメラによる多数の「人」の認識、商品の販売管理などディープラーニングなどで作成されたAIを活用した様々な最先端ディバイスが目立っており、とても実用的な製品が数多く見られました。
パソコン関連では、LEDを使用したいわゆる「光モノ」が多数展示されているのは例年どおりですが、特にパソコンだけでなくデスクやルームライトまで含めた一括管理と連動といったところまでより範囲を広げている点は印象的でした。ここでは紹介しきれなかったおもしろグッズや、意欲的な新製品など多数ありますが、COMPUTEXの会場や、台湾の雰囲気が伝わればと思います。
COMPUTEXでは最先端の製品や技術に多く触れることができますので、来年度は是非参加してみてはいかがでしょうか。
パソコン工房のヘビーゲーマー&ハイパーマルチクリエイター。ゲームを遊ぶだけでなくゲーム作りの趣味も高じてゲーム&クリエイティブ関連のことは大体それなりOK。