Windows 10には、セーフモードと呼ばれる必要最低限のシステム環境で起動させる「診断用の起動モード」機能が備わっています。 ここではWindows 10をセーフモードで起動させる方法をご紹介します。

ITトレンド最終更新日: 20210204

Windows 10をセーフモードで起動させる方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Windows 10には、セーフモードと呼ばれる必要最低限のシステム環境で起動させる「診断用の起動モード」機能が備わっています。パソコンが正常に起動しない時や動作が不安定な場合などに、セーフモードで起動させることで機械的な不具合か、インストールされたドライバやアプリケーションが原因なのか等を切り分けることができます。
ここではWindows 10をセーフモードで起動させる方法をご紹介します。

セーフモードで起動させる方法

「設定」から起動させる

この方法では、スタートメニューの「設定」からセーフモードで起動させます。

1.「スタートメニュー」→「設定」をクリックします。

スタートメニューにある設定スタートメニューにある設定

2.設定が開いたら、「更新とセキュリティ」をクリックします。

設定の「更新とセキュリティ」を開く設定の「更新とセキュリティ」を開く

3.左の一覧から「回復」を選択し、右側にあるPCの起動をカスタマイズするの「今すぐ再起動」をクリックします。
画面が切り替わるのを待ちます。

回復にある「今すぐ再起動」をクリック回復にある「今すぐ再起動」をクリック

4.「オプションの選択」画面が表示されるので、「トラブルシューティング」をクリックします。

「オプションの選択」画面「オプションの選択」画面

5.トラブルシューティングが表示されたら、「詳細オプション」をクリックします。

トラブルシューティングの「詳細オプション」をクリックトラブルシューティングの「詳細オプション」をクリック

6.詳細オプション中の「スタートアップ設定」をクリックします。

詳細オプションの「スタートアップ設定」をクリック詳細オプションの「スタートアップ設定」をクリック

7.スタートアップ設定が表示されたら、右下の「再起動」をクリックします。

「再起動」をクリック「再起動」をクリック

8.画面が切り替わったら、数字キーの[4]またはファンクションキーの[F4]を押して、「4)セーフモードを有効にする」を選択します。

「4)セーフモードを有効にする」を選択「4)セーフモードを有効にする」を選択

9.パソコンが再起動され、デスクトップ画面に「セーフモード」と表示されたら、セーフモードで起動されています。

セーフモードで起動しているところセーフモードで起動しているところ

「Shutdownコマンド」から起動させる

この方法では、Shutdownコマンドからセーフモードを起動させます。

1.[Windows]キー+[X]キーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
もしくは[Windows]キー+[R]キーを同時に押します。

「ファイル名を指定して実行」を開く「ファイル名を指定して実行」を開く

2.名前の部分に「Shutdown /r /o /t 0」を入力して、「OK」をクリックします。
※半角スペースの入れ忘れに注意してください。

「Shutdown /r /o /t 0」を入力「Shutdown /r /o /t 0」を入力

3.画面が切り替わり、「オプションの選択」が表示されます。
その後の操作は、「設定から起動させる」の4~9の手順をご覧ください。

「Shiftキー」から起動させる

この方法では、Shiftキーを使ってセーフモードを起動させます。

1.「スタートメニュー」を開き、「電源ボタン」をクリックします。

スタートメニューの電源ボタンスタートメニューの電源ボタン

2.[Shift]キーを押しながら、「再起動」をクリックします。

[Shift]キー+再起動をクリック[Shift]キー+再起動をクリック

3.画面が切り替わり、「オプションの選択」が表示されます。
その後の操作は、「設定から起動させる」の4~9の手順をご覧ください。

「システム構成」から起動させる

この方法ではシステム構成からセーフモードを起動させます。

1.[Windows]キー+[X]キーを同時に押し、表示された一覧から「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
もしくは[Windows]キー+[R]キーを同時に押します。

「ファイル名を指定して実行」を開く「ファイル名を指定して実行」を開く

2.名前の部分に「msconfig」と入力し、「OK」をクリックします。

「msconfig」を入力「msconfig」を入力

※システム構成(msconfig)ではWindows 10の起動や機能に関わる重要な設定を行うことができます。必要のない変更を行った場合、予期せぬ不具合が発生する事がございますのでご注意下さい。

3.タブの「ブート」を選択し、ブートオプションの「セーフブート」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

「セーフブート」にチェックを入れたところ「セーフブート」にチェックを入れたところ

4.「再起動」をクリックし、パソコンを再起動します。

再起動をクリック再起動をクリック

5.パソコンが再起動され、デスクトップ画面に「セーフモード」と表示されたら、セーフモードで起動している状態です。

セーフモードで起動しているところセーフモードで起動しているところ

〇補足〇
セーフモードを解除したい場合、「スタートメニュー」→「電源ボタン」を選択し、「シャットダウン」または「再起動」をクリックしてください。

スタートメニューの電源ボタンスタートメニューの電源ボタン

※「システム構成」の方法で起動させた場合は、再度システム構成(msconfig)を開いて、「セーフブート」のチェックを外してください。

「セーフブート」のチェックを外したところ「セーフブート」のチェックを外したところ

セーフモードでPCの問題を絞り込もう!

パソコンの不具合や動作が重くなった時にWindowsをセーフモードで起動させることで、問題の原因を絞り込むことができます。何かパソコンに問題が発生した場合には、ぜひセーフモードを試してみてください。

確認環境:Windows 10 (Home) 64bit (バージョン:1903)

ライタープロフィール 職人12号

期待のニューカマー!
真の職人目指して日々修業中です。

記事を
シェア