日本最大のコンテンツビジネス総合展であるコンテンツEXPO東京 2019が4月3日(水)~5日(金)まで東京ビックサイトで開催されました。コンテンツ制作や映像・CG制作・グラフィックデザイン、AIやVチューバーコンテンツなどの最新技術が展示され、企業の方が積極的に商談をされます。また、クリエイターの方が各個でブースを持ち商談を行うといったスペースもあり、クリエイターの方の様々な作品が展示されにぎわっていました。 パソコン工房を運営する株式会社ユニットコムでは、クリエイター向けパソコンブランドSENSE∞より動画編集・CG編集のハイスペックマシンとして、CGデザイナーの朝倉涼さんが監修のCGWORLD様とのコラボマシンをMicrosoftのDIGITAL DIY EXPOブース内にて展示させていただきました。 コンテンツEXPO東京2019には多くの人達が来場していましたので、簡単にレポートしてみたいと思います。
今年も開催!日本最大級の総合展「コンテンツEXPO東京2019」で最先端技術を体験する
コンテンツEXPO東京2019は、日本最大のコンテンツビジネス総合展となり、コンテンツビジネスにかかわる様々な業種が集まる展示会となります。コンテンツ制作や映像・CG制作・グラフィックデザインだけでなく、AI・人工知能や、ライセンシング、といった幅広いジャンルの展示が行われております。昨年はテレビや放送機材が中心の展示会でしたが、今年は様変わりし、Youtubeや、動画配信系、さらにはインフルエンサーマーケティングなど、インターネットを主軸にした最新技術、最新機材、新たなサービス提案などがテーマに沿った形で集まっていました。
青梅展示棟ではAI・人工知能EXPOが開催されていました。
Microsoft様のブースに朝倉涼さん監修SENSE∞を出展
今年は、Microsoft様のブースである「DIGITAL DIY EXPO」内にiiyama PC SENSE∞のパソコンを展示しました。
Microsoft様のDIGITAL DIY EXPOブースは映像・CG制作展 ブース番号:9-5にて大きく展開されていました。
今回出展したパソコンはクリエイターパソコンブランドのSENSE∞よりCGWORLD様とのコラボモデル、CG・MOVIE GARAGEよりCGデザイナー朝倉涼さん監修のCG作成&動画編集向け プロモデルとなります。
Cinema4DとOctaneRenderを使いこなす朝倉涼さんが実際に展示したパソコンを使って制作したデータを使ってデモ表示を行いました。また、実際に体験し、パフォーマンスの高さを確認いたしました。
Octane Renderによる高速なリアルタイムレンダリングによって、制作するCGのイメージを素早く確認し、質感を追い込んでいく、朝倉涼さんのワークフローに最適化し、パフォーマンスを徹底追及したモデルとなっています。そのため、12コアのCore XのCPUと、グラフィックスカードにGeForce RTX 2080 Tiを2枚も搭載するハイエンドクラスのパソコンとなっています。
実際、展示では、グラフィックスカードをカスタマイズしTITAN RTXを2枚搭載させ、パフォーマンスを高めた状態で、来場された方はその非常に高いパフォーマンスに驚いていました。
検証いただいたパソコンで実際に制作された動画は必見です!
デジタルアーティスト 朝倉 涼が斬る! インテル最新世代Core XシリーズGeForce RTX搭載モデルを徹底検証
https://cgworld.jp/interview/201903-unitcom.html
展示したパソコンのスペックポイントや制作秘話がデモセッションで語られました。
「最先端の技術」が「新たなサービス」として提案されるように
昨年までは、ディープラーニングや、VRやモーションキャプチャーなど、「技術そのもの」の展示が多い印象でしたが、今年はこれらの技術を実際にサービスに落とし込み、実際に活用している展示が多いのが印象的でした。
たとえば、ディープラーニングであれば、画像認識技術によるQC工程の簡略化や、株式投資などのより具体的な使用方法が提案されていました。
VRやモーションキャプチャーの技術は、今流行の、Vチューバーに活用されVチューバーそのものの提案から、モデリング、システムまるごとの提案などにシフトしていました。ブースの数も多く、非常に注目されている様子がうかがえます。
ユーチューバーによるインフルエンサーの提案も行われており、メディアとしてのインターネットへの移行が進んでいる様子が強く感じられるようになっていました。
他にも、HololensによるAR/MRの展示や、「立体映像」が増加していました。先のVチューバーの流行も受けて、CGによるキャラクターが自由自在に動き回る立体ディスプレイの展示が特に印象的でした。
ゲームエンジンとして知られる「Unreal Engine」も映像制作向けへと強く推しており、リアルタイムレイトレーシング技術をいち早く取り込んだCG映像制作ツールとして多くの人の注目を集めていました。リアルタイムレイトレーシングには最新のGeForce RTX 20シリーズが必要になりますので、最新のパソコンと共に「Unreal Engine」での映像制作に是非チャレンジしてみてください。
以上、コンテンツEXPO東京2019のレポートでした。
来年以降、これらの「技術」がどういった「サービス」へと発展しているのか期待しつつ、日本の最新技術に興味のある方は是非来年のコンテンツEXPO東京に参加してみてください!
360度どこからみても凡人、職人番号ラッキー7!職人7号です。主に写真撮影、動画編集を担当。パソコン工房ECサイトのBTOPCや自作パーツ等ひろく手掛ける。店舗部門出身。