4K動画編集向けパソコン SENSE∞

4K動画編集向けパソコン SENSE∞

今やデジタルカメラや最新のスマートフォンでも撮影ができるようになり、これからのスタンダードとなる4K動画。 今後は業界同様60pのフレームレートへ向かうことを考えながらも、プロユースの4K動画を編集するために最適なPCをご紹介!

4K動画編集向けパソコンの選択ポイント

エントリーモデル、スタンダードモデル、アドバンスモデル

4K動画編集向けパソコンではCPUが最も重要

検証の結果、CPUの動作クロックとコア数が最も重要となり、次いで、ストレージ、GPU、メモリの順に重要度が高くなることがわかりました。

動作確認ソフトウェア:Edius Pro、Premire Pro

CPU

CPU:高クロックかつマルチコアのCPUが最適

・リアルタイムにタイムライン編集をする際に必要な要素は「CPUの動作クロック」の高さが重要です。
・エンコードには「CPUのマルチコア」による並列処理能力がパフォーマンスに影響します。
ストレージ

ストレージ:SSDなら素材データの読み出しに十分な速度を発揮

・素材データの読み込みやデータ編集時、エンコード時のいずれもリアルタイムでストレージを参照します。ストレージ性能がパフォーマンスに影響するため、データ読み書きが高速なSSDがおすすめです。
・高解像度や高フレームレートの素材などを多数使用する場合、大容量かつSSDなどの高速なストレージが必要になります。必要に応じて容量の多いストレージの選択や、作業用のデータストレージ追加がおすすめです。
GPU

GPU:エフェクト処理やエンコードに威力を発揮

・使用するソフトウェアによりますが、エフェクト表示の快適さにGPUのグレードが影響します。
・エンコード処理時やリアルタイム編集を快適に行うためには、より性能が高いGPUの搭載がおすすめです。
メモリ

メモリ容量:使用するアプリケーションに応じて調整

・エンコード処理や編集処理において、メモリの帯域が影響します。2枚一組のデュアルチャンネル、4枚一組のクアッドチャンネルなど対応する組み合わせの選択がおすすめです。
・Edius ProやPremire Proにおいては、メモリ容量は16GB程度の搭載で十分です。
・併用するソフトウェア(PhotshopやAfter Effectsなど)やCG合成、シミュレーションなど追加で作業する内容によって、メモリ容量の追加がおすすめです。

放送向けHDR「HLG方式」対応に必要なポイント

・放送向けHDR「HLG方式」に対応するため、専用I/Oカードの搭載が必要となります。
 (PC向けグラフィックスカードでは現時点ではHDR10「PQ方式」のみの対応となっています)
・4K HDR(HLG方式)動画編集モデルでは、Blackmagic Desig製 Decklink 4K Extreme 12Gを標準搭載しております。
・HDR 「HLG方式」出力でリアルタイムプレビューが可能です。
・12G SDIでの入出力など放送向け機器と接続もご利用いただけます。

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