エクセルの3Dマップ(Excel 2016以降で使用可能)機能を使って、3D地図上にグラフデータを重ねて視覚化する方法を紹介します。

ソリューション最終更新日: 20200810

エクセル 3Dマップ機能の使い方

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Excelでデータ分析を行う際、都道府県別・市区町村別など、地域ごとにデータをグラフ化したほうが見やすくわかりやすい場合があります。ここではプレゼンでも伝わりやすい地図上にグラフデータを重ねて視覚化する3Dマップの作成方法について紹介します。
※3DマップはExcel 2016以降で使用可能な機能です。

1. グラフにしたい範囲を選択する

グラフデータを作成したい範囲を選択していきます(画面では「A2:C10」の範囲を選択)。

2.「挿入」タブをクリックする

範囲を選択したら「挿入」タブをクリックします。

3.[3D Mapsを開く]をクリックして3Dマップ作成画面を表示

[3Dマップ]をクリックして[3D Mapsを開く]をクリックします。

すると、3Dマップの作成画面が表示されます。マップ上の上下左右のボタンでマップの位置や表示角度を、[+][-]ボタンでマップの拡大縮小ができます。

まずは必要な項目を追加していきます。今回作成するデータでは、選択範囲内に都道府県名が入っているため、まずは「場所」の項目が「都道府県」になっていることを確認します。もし異なっていた場合は、クリックして正しい項目を選択します。

4. グラフ化したいデータを追加していく

マップ上にグラフ化して表示させたいデータを追加します。「高さ」の項目にある[フィールドの追加]をクリックして、必要な情報をクリックします(ここでは「転入」の項目)。

グラフ化に必要なぶんだけ[フィールドの追加]をクリックして項目を追加していきます(ここでは「転入」のほか、「転出」を追加)。

5. マップ上にグラフデータが反映される

必要なデータが揃うとマップ上にグラフデータが反映されます。グラフの種類は「データ」の項目から変更することができます。このとき、レイヤーウィンドウの大きさが気になる場合はレイヤーウィンドウをクリックして大きさや位置の調整も可能です。

6. レイヤーの名称を変更する

凡例の名称が「レイヤー○○」のままだといささか不格好です。レイヤーの項目にある鉛筆ボタンをクリックしてわかりやすい名称に変更します。

名称を修正すると、マップ上のグラフ凡例タイトルも同じように変更されます。

7.[キャプチャ画面]をクリックする

作成した3DマップグラフはExcelシートに貼り付けることができます。「ツアー」の項目にある[キャプチャ画面]をクリックすると、表示されているマップがクリップボードにコピーされます。ここまで作業すれば3Dマップ作成画面は[×]で閉じます。

8. Excelシートに貼り付ける

Excelシートに戻ったら、キャプチャ画面を貼り付けたいセルを選択して[貼り付け]をクリックするか、[Ctrl]キー+[V]キーでペーストします。

サイズ調整が必要な場合は、画像をクリックして大きさを整えます。また、3Dマップを作成すると、「3D Maps ツアー」というテキストボックスが出現するため、選択して[Delete]キーで削除しておきましょう。

ライタープロフィール パソコン工房NEXMAG
[ネクスマグ] 編集部

パソコンでできるこんなことやあんなこと、便利な使い方など、様々なパソコン活用方法が「わかる!」「みつかる!」記事を書いています。

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