任意の日から月末の日付を表示させることができる、EOMONTH関数につきまして紹介いたします。

ソリューション最終更新日: 20200214

エクセル EOMONTH関数で月末日を表示する方法

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EOMONTH関数は指定した日付から起算した指定月後の月末日をシリアル値で返します。

書式(基本構文)
EOMONTH(開始日,月)
記述例

=EOMONTH(E1,1)

EOMONTH関数を使うと、任意の日から指定月後の月末の日付を表示させることができます。請求書をExcelで作成されている方も多いと思いますが、請求日を起点に振込期限を表示したい場合などに便利な関数です。

1.月末日を求めたいセルを選択する

①月末日を求めたいセルを選択する

今回は関数を使用して月末日を求めていくため、まずはじめに行うことは、月末日を求めたいセルを選択することです。ここでは例の請求書雛形の「A22」セルに月末日を求めていきます。

2.[fx]ボタンをクリックして関数の挿入ダイアログボックスを表示

②[fx]ボタンをクリックして関数の挿入ダイアログボックスを表示

選択したセルに関数を挿入していきます。数式バーの左隣にある「fx」ボタンをクリックして「関数の挿入」ダイアログボックスを表示させます。

3.EOMONTHを検索して選択する

「関数の検索」窓内に「EOMONTH」や「月末」と入力し、[検索開始]をクリックします。「関数名」窓の検索結果にEOMONTHが表示されたら選択して[OK]をクリックします。

4.「開始日」に請求日(作成日)セルを選択する

④「開始日」に請求日(作成日)セルを選択する

引数の指定画面が表示されたら、開始日に請求日(発行日)の日付が入力されているセルを指定します(上の画面では「E1」)。

5.「月」に引数を指定して月末日を求める

⑤「月」に引数を指定して月末日を求める

月の欄に引数を入力します。ここでは翌月末日を期限としたため「1」を入力して[OK]をクリックします。

ちなみに、この引数で「0」を指定した場合は当月末日を、「1」を指定した場合は翌月末日を、「2」を指定した場合は2ヶ月後の末日というように、引数に入る数値が1増えるにつれて1ヶ月ずつ先に伸びます。

⑤-②「月」に引数を指定して月末日を求める

EOMONTH関数の挿入が完了すると、シリアル値が選択したセルに返されます。

6.表示形式のオプション(▼)をクリックして[その他の表示形式]をクリックする

⑥表示形式のオプション(▼)をクリックして[その他の表示形式]をクリックする

シリアル値のままだと困惑してしまうだけなので、表示形式を変更していきます。「ホーム」タブ内の「数値」の項目にある表示形式のオプション(▼)をクリックして[その他の表示形式]をクリックします。この操作は「Ctrl」キー+「1」キーのショートカットキーでも動作します。

7.表示形式から「日付」を選択して[OK]をクリックする

⑦表示形式から「日付」を選択して[OK]をクリックする

「セルの書式設定」画面が表示されたら、「表示形式」タブの分類から「日付」を選択し、種類のなかから書式にあうものを選択して[OK]をクリックして表示形式を変更します。

⑦-②表示形式から「日付」を選択して[OK]をクリックする

そのほか、表示形式で「ユーザー定義」を選択し、表示形式を変更するのも良いでしょう。

例)
・yyyy”年”m”月”d”日”
・yy”年”m”月”d”日”
・m”月”d”日”
など

⑦-③表示形式から「日付」を選択して[OK]をクリックする

好みの表示形式を選択したら雛形ファイルの上書き保存を忘れずに行いましょう。

末日が休日などの場合は「=EOMONTH(開始日,月)-1」といった具合に数式を加算減算することで、月末営業日までという形で調整も行えます。

ライタープロフィール パソコン工房NEXMAG
[ネクスマグ] 編集部

パソコンでできるこんなことやあんなこと、便利な使い方など、様々なパソコン活用方法が「わかる!」「みつかる!」記事を書いています。

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