ポータブル電源「iForway ELF-DC」の実機レビュー!外観や付属品、商品特徴を実際に使ってみた感想も併せてレビューしてみました。

気になる製品最終更新日: 20190719

ポータブル電源 iForway ELF をレビュー!

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日常生活はもちろん、アウトドアや災害緊急時にも便利なポータブル電源「iForway ELF」シリーズのDCタイプをレビューします。
「iForway ELF-DCタイプ」は、じゃまになりにくいコンパクトボディーでありながら、大容量(46,800mAh/3.7V)バッテリーを搭載しています。
複数の出力ポートを備えており、3つの方法で充電が可能で使い勝手が良いです。また、SOS救難信号も可能なLED照明機能などの便利な機能も搭載されています。屋外でも安心なIP64防塵防水仕様だから、さまざまなシーンで使用できます。

「iForway ELF」シリーズの販売代理店「CTJ株式会社」からは「Makuake」でクラウドファンディングが行われ、多くの支援が集まった製品となります。

ポータブル電源「iForway ELF」シリーズの外観と付属品

「iForway ELF」シリーズにはACタイプとDCタイプがあります。今回は、46,800mAhの大容量を搭載したiForway ELF-DCタイプをレビューします。

ボディーサイズは、大容量バッテリーを搭載しているとは思えないほどコンパクトです。小学生のお弁当箱くらいの大きさなので、軽そうに見えますが、重さは実測で約1.2kgあります。手に持ってみるとずっしりとした重みがあり、バッテリーがしっかり詰まっているという安心感があります。

また、底面には滑り止めのゴム足が付いています。テーブルの素材にもよりますが、机上などの水平面に対して軽く吸い付くような設置ができます。

iForway ELF-DCタイプの外観(LED側から見た様子)iForway ELF-DCタイプの外観(LED側から見た様子)

iForway ELF-DCタイプの外観(シガーソケット側から見た様子)iForway ELF-DCタイプの外観(シガーソケット側から見た様子)

iForway ELF-DCタイプを手に持った時のサイズ感iForway ELF-DCタイプを手に持った時のサイズ感

iForway ELF-DCタイプの底面滑り止めのゴム足iForway ELF-DCタイプの底面滑り止めのゴム足

iForway ELF-DCタイプの付属品 充電用のACアダプター(ACコード付き)iForway ELF-DCタイプの付属品 充電用のACアダプター(ACコード付き)

iForway ELF-DCタイプの付属品 英語マニュアルiForway ELF-DCタイプの付属品 英語マニュアル

iForway ELF-DCタイプの付属品 フレームに結んだ迷彩調のストラップiForway ELF-DCタイプの付属品 フレームに結んだ迷彩調のストラップ

ポータブル電源「iForway ELF-DCタイプ」の特徴

「iForway ELF」 DCタイプの主な仕様

46,800mAhの大容量バッテリーを搭載し、仕様上3.7Vで173Whになります。電源スイッチを1秒間ほど押すと電源のON/OFFになり、すぐに利用する事ができます。複数の出力ポート(DC出力)・充電方法(DC入力)・LED照明機能など、詳しくレビューしていきます。

容量 173Wh(46800mAh/3.7V)
サイズ 21.7×8.0×6.8cm
重量 1.2kg
出力 USB-C PD 30W、USB-A 5V/2.1A×2個、DC(5521)9~12.6V Max3A、シガーソケット 9~12.6V Max10A
LED 懐中電灯/SOS救難信号/緊急救難信号
充電時間 AC100:4~5時間、シガーソケット:8~9時間、ソーラーパネル(25W):9~10時間
防水仕様 あり
使用温度 173Wh(46800mAh/3.7V)
技適 [日本市場向けの技術認証や適合性検査]
2019年2月19日付、製品本体の技術基準適合の証明書を取得済み。
2019年5月27日付、ACアダプターの技術基準適合の証明書を取得済み。

ポータブル電源「iForway ELF-DCタイプ」の主な仕様

iForway ELF-DCタイプの各種ポートiForway ELF-DCタイプの各種ポート

「iForway ELF」 出力の種類(DC出力)

「iForway ELF-DCタイプ」本体の出力端子は、
・USB-C PD 30W
・USB-A 5V/2.1A×2個
・DC(5521) 9~12.6V Max3A
・シガーソケット 9~12.6V Max10A
になります。

「USB-C PD 30W」のUSB-CはType-C、PDはPower Deliveryの事で、最大30Wになります。標準的なモバイルバッテリーは5W(5V/1A)出力だと思いますので、あくまで理論上ですが、30Wだと約6倍のスピードで充電する事ができます。Type-C対応機器をお持ちであれば、充電可能です。

「USB-A 5V/2.1A×2個」のUSB-AはType-Aの事で、5V/2.1AのUSBポートが2個あります。2ポートの合計電流が2.1Aの標準的なUSBポートです。Type-Aを搭載した機器は多い為、スマホやタブレッドなど利用頻度が高いと思います。

「DC(5521) 9~12.6V Max3A」のDC(5521) の5521は、DC端子のプラグサイズが「外側直径5.5mm/内側直径2.1mm」(外径5.5φ、内径2.1φ)という意味です。電圧9~12.6V、電流は最大3Aという仕様です。ノートパソコンへ電源供給する時は、このDC出力にノートパソコンのACアダプターを繋ぎましょう。

「シガーソケット 9~12.6V Max10A」は、シガーソケット経由で繋いだ機器を充電できます。電圧9~12.6V、電流は最大10Aという仕様です。シガーソケットから充電したい機器の充電ポートに繋ぐケーブルは別途用意してください。Type-C・Type-A・5521以外でも、シガーソケットとその機器の充電ポートへの接続ケーブルを用意すれば充電が行えます。

iForway ELF-DCタイプのType-C・Type-A(メーカー説明図)iForway ELF-DCタイプのType-C・Type-A(メーカー説明図)

iForway ELF-DCタイプのDC5521・シガーソケット(メーカー説明図)iForway ELF-DCタイプのDC5521・シガーソケット(メーカー説明図)

「iForway ELF」 3つの充電方法(DC入力)

充電方法は3つあります。AC電源、シガーソケット、ソーラーパネルから充電する事が可能です。どの場合でも「iForway ELF-DCタイプ」本体側のDC入力(Input19V-2A)に接続します。DC入力(Input19V-2A)のプラグサイズは、外径5.5φ、内径2.1φになります。

①家庭用電源(AC100V)を使用した充電
最も簡単なのは、付属品の充電用ACアダプター(ACコード付き)を使って、壁のコンセントから充電する方法です。本体のDC入力にACアダプターのプラグを挿して、ACコードの先を壁の100Vコンセントに挿し込みましょう。充電中はインジケーターが青く光って、充電量が確認できます。また、1度フル充電してしまえば、半年後でもバッテリーは約50%残っています。

②車のシガーソケットから充電(接続ケーブル別売)
シガーソケットから充電する場合は、シガーソケットとDC入力に繋ぐケーブル(シガーソケット – DC5221オス)を別途用意してください。自動車のシガーソケットと本体のDC入力を繋いで、エンジンを掛ければ充電が行えます。車載用のバッテリーとして使えるのはすごく便利だと思います。

③ソーラーパネル(別売)から充電
ソーラーパネルから充電する場合は、ソーラーパネルからDC入力に接続すると充電可能です。例えば、DIYで組み立るソーラーパネルを購入して、アウトドアで遊んでみるのも面白いと思います。DC入力に挿すプラグサイズが、外径5.5φ、内径2.1φに対応している事は確認しておきましょう。(ソーラーパネル側 – DC5221オス)この充電方法は、電力インフラが断たれた災害時などには重宝すると思います。

ちなみに、シガーソケットからでもソーラーパネルからでも、電圧14~25V、出力40W以下であれば充電可能です。19V-2Aの規格は、充電時製品の発熱が一番少ない為、お勧めです。

iForway ELF-DCタイプ付属の充電回数(メーカー説明図)iForway ELF-DCタイプ付属の充電回数(メーカー説明図)

※端末の仕様により結果は異なります。

iForway ELF-DCタイプ付属のACアダプターで充電中iForway ELF-DCタイプ付属のACアダプターで充電中

iForway ELF-DCタイプの充電中インジケーターの様子iForway ELF-DCタイプの充電中インジケーターの様子

iForway ELF-DCタイプの①②③各種充電方法(メーカー説明図)iForway ELF-DCタイプの①②③各種充電方法(メーカー説明図)

SOS救難信号も可能なLED照明機能

電源ON/OFFの状態に関わらず、LEDスイッチを1秒間ほど押すとLEDが常時点灯します。常時点灯は、主に懐中電灯として使用するモードです。

そして、LEDスイッチを短く押す度に「懐中電灯→SOS救難信号→緊急救難信号→消灯」となります。SOS救難信号は、世界共通で使用できる救難要請信号である「短い点灯を3回→(短い間隔)→長い点灯を3回→(短い間隔)→短い点灯を3回」を繰り返します。モールス信号では、短い点灯3回が「S」を表し、長い点灯3回が「O」を表します。

その次のモードの緊急救難信号は、短い点灯の繰り返しになります。モードが消灯にまで行くと、LEDスイッチを短く押しても常時点灯には戻りません。再度、LEDスイッチを1秒間ほど押して常時点灯にしてください。

iForway ELF-DCタイプのLEDスイッチiForway ELF-DCタイプのLEDスイッチ

【動画】iForway ELF-DCタイプのLEDモード変更(懐中電灯→SOS救難信号→緊急救難信号→消灯)

屋外でも安心な防塵防水仕様

各種ポートとシガーソケットには、しっかりとしたゴムカバーが付いてます。防塵防水仕様の規格としては「IP64」になっており、このゴムカバーが水や埃の侵入を防いでくれます。アウトドアでも安心して使用できます。

IP~規格は、スマホやタブレットの仕様に記載されていたりするので、そういう規格がある事を知っている人は多いと思います。IP(International Protection)は、機器の保護性能を表す為に国際電気標準会議(IEC)が制定した規格です。IP64のはじめの「6」(第1示性数字)は「人体及び固形異物に対する保護」、次の「4」(第2示性数字)は「水に対する保護」のレベルを表しています。

第1示性数字「6」
内容:防塵型
保護の程度:粉塵が内部に侵入しない

第2示性数字「4」
内容:飛沫に対する保護
保護の程度:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない

iForway ELF-DCタイプの各種ポートのゴムカバー(閉める前)iForway ELF-DCタイプの各種ポートのゴムカバー(閉める前)

iForway ELF-DCタイプの各種ポートのゴムカバー(閉めた後)iForway ELF-DCタイプの各種ポートのゴムカバー(閉めた後)

iForway ELF-DCタイプのシガーソケットのゴムカバー(閉める前)iForway ELF-DCタイプのシガーソケットのゴムカバー(閉める前)

iForway ELF-DCタイプのシガーソケットのゴムカバー(閉めた後)iForway ELF-DCタイプのシガーソケットのゴムカバー(閉めた後)

iForway ELF-DCタイプの防水性(メーカー説明図)iForway ELF-DCタイプの防水性(メーカー説明図)

アウトドアや災害緊急時にも、「iForway ELF-DCタイプ」があれば憂いなし!

「iForway ELF-DCタイプ」は、使い勝手が良いポータブル電源でした。日常生活では、車載用バッテリーとして使用するのは便利だと思います。庭先の芝を園芸用バリカンで刈る時に、電源コードが届かない問題も解決しそうです。
アウトドア派の人は、山に海に!利用できるシーンは多いと思います。複数のモバイルバッテリーを持っていかなくても、キャンプ場ではテント内にこれを1台置いておけば事足ります。

また、日本のように地震が多い国では、災害による停電リスクも予想されます。実際に数年前の大きな地震では、私の自宅地域も数日間に停電になりました。その後も計画停電が続き、急いで懐中電灯を買いに行きましたが、どこのお店も売り切れだった事を覚えています。「iForway ELF-DCタイプ」は、1度のフル充電で、半年後でもバッテリーは約50%残っています。イザという時の電気確保の為にも1台備えておくと安心できると思います。

ライタープロフィール 職人10号

学生時代の店舗アルバイトをきっかけに就職し、現在Eコマースで仕事をしております。皆さんに知って欲しい「おもしろい製品」や「アイディア商品」を分かりやすく紹介させて頂きます。

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