CMSTORM クーラーマスターヘッドセット Sirus-Cを速攻レビュー

クーラーマスターゲーミングブランド「CMSTORM」ヘッドセットのニューモデル

2015-3-6

毎度ご利用いただき有り難うございます、お初にお目にかかります職人4号です。

日々ネタをあさりにふらふらと社内を徘徊し、あたりをきょろきょろと見渡していたところ、 ふと「CMSTORM」ロゴ入りの黒い箱を手にしたバイヤーと目があい。箱をじっとり見ていたら 「・・・使ってみる?(ちょっと嫌そう)」と快く送り出して頂いたのですぐさま持ち帰りパッケージを確認、 「Sirius-C」「COMPATIBLE WITH PS4」の文字、窓から覗く姿はどうやらヘッドセットらしき黒いもの。 3月5日に発売した、CM STORM Sirus-C 2.2chヘッドセットの実機サンプルでした。

ゲーマー向けに特化した「CM Storm」シリーズ

「CM Storm」シリーズは、クーラーマスターがゲーマー向けに特別に設計を行っている製品シリーズです。
PC ケースをはじめ、マウスやキーボード、ヘッドセット、ノート PC 用クーラースタンドなどをラインナップしています。どの製品もゲーマーに人気の攻撃的なデザインを採用しているほか、通常よりも高い性能や耐久性を備えています。 (~クーラーマスター 同シリーズSirus商品ページより引用 ~)
今回はそのCM Stormから発売されたSirusシリーズの新モデル、「Sirus-C」をお借りできましたのでファーストインプレッションをお届けします。

製品については既に公式サイトが公開されています。

GAMINGオーディオ Sirus-C
http://gaming.coolermaster.com/jp/products/audio/sirus-c/

スペック他仕様詳細については上記公式ページと、ニュースサイトなどでもとりあげられていますので、詳細についてはおまかせして、お借りした実機からの使用感やフィーリングなどお伝えできればと思います。

とりあえず開けてみよう

まずは開封の儀、パッケージ全景から。

01
パッケージは海外版と共通なためか英語ですが、前面に日本語でセールスポイントがシールではられています。

02
さらにその直上に「COMPATIBLE WITH PS4」シールで対応がうたわれています。

03
ということで、パッケージ開封スタート。
開封すると付属品と本体がまとめてブリスターでがっちり固定されて出てきます。

04
インラインスイッチは搬送中に転げ落ちないよう特に堅めに固定されていました。
手をすべらせて落とさないよう慎重にバラしていき、取り出した中身がこちら。

05
製品本体(+インラインスイッチ)、ゲーム機用RCA分配ケーブル1本、外部マイク入力用ケーブル1本、接続図(英語)1枚、多言語対応簡易マニュアル1冊。
製品構成はいたってシンプルです。Windows標準ドライバで動作するためCDなども付属しません。

付属の接続図についてはオンラインからPDFでもダウンロード可能です。
http://gaming.coolermaster.com/jp/products/audio/sirus-c/「ダウンロード」より)
PCと各ゲーム機の接続イメージがありますのでもし悩んだら参考に、ちなみに簡易マニュアルの内容はほぼ英語、日本語部分はスペックがさらりと記載されているのみでした。

では本体各部をズームアップして見ていきます。

ヘッドセット部

USBに接続すると左右のイヤーカップ外側のロゴとマイク先端のLEDが点灯します。(画像左)
またマイク部は可動式、跳ね上げ状態にするとLEDが消灯します。(左右のロゴは点灯したまま)

06
イヤーカップ部内側のズームアップ、スポンジほどの反発力のある厚めのクッションに通気性のいいメッシュ地が採用されています。

07
インラインスイッチ部のアップです。
上部にロゴとマイクのスライド式オン/オフスイッチが見えます。こちらは接続前。

08
USBに接続するとロゴ部が赤く点灯します(中央のMICスイッチ OFF状態)、MICスイッチをONにするとロゴ部分が白の点灯に変化します。

09
PCの場合はUSBケーブル1本だけをPC側の端子へつなぐだけで接続終了。簡単です。

PCに接続

USBにつなぐだけでデバイスとして認識、Windows標準ドライバが読み込まれます。ほどなく完了。
デバイス名「USB Headphone Set」としてリストに出てきました。

10
さらにサウンドの設定を開くと「スピーカー」「マイク」ともすぐに使える状態になっています。

11
本製品は「2.2ch」、0.2chは低音向けのウーファーですので機器としては2ch(ステレオ)スピーカーとして認識、特に設定の必要はありません。

12
また、音質の設定については「16ビット,48000Hz(DVDの音質)」から変更できないようになっています。

13
専用アプリのインストールなども必要なく標準ドライバのみの動作で細かな設定などもなく、つないでから鳴らすまでほぼストレートに、手軽にそのまま使えた印象です。
※Windows 7 Professional 32bit DSP版環境で試用しています。OSのバージョンにより実際の操作が異なる場合もありますのでご注意下さい。

では、いざ使用(視聴)へ

PCに接続

今回はゲーム機(Console)とゲームソフトの用意がなかったのでPCのみ使用、ゲーム実況動画やスピーカー動画を再生してみての独断と偏見による印象になります。

ゲーム実況動画で確認してみても左右の聞き分けもちゃんとできるしゲーム向け、というだけあって安物ヘッドホン、チャット専用ヘッドセットとは比べ物にならない印象。
密閉型ですが閉塞感もなく、厚めのクッションでしっかりホールドされるので使用中ずれることもありませんでした。
PC(USB)<->Console(オーディオ入力)切り替えスイッチはラグなく即切り替え可能です。

注意点として、Console(オーディオ入力)のみで使用する場合は内蔵のHi-Fiアンプに給電するためUSBからの電力供給が必要になるため注意が必要です。
密閉型で耳元を覆われるのでゲーム、音楽等とくに問題なくクリアに再生された、と思いますが音質については正直自身がありません。

ということで、近所の人をつかまえて無理やり試してレビューしてもらいました!

Q.「これ、どう?」

若手企画スタッフAさん

  1. USBオーディオ対応でPCに挿すだけで使用出来るのは簡単で良い。
  2. ゲーミングヘッドセットとして使うには十分な音質(だと思う)。
  3. ポータブルオーディオで使うにはアンプ内蔵しているのでボリュームを上げず使用できるがUSB給電必要なのが残念。
  4. オーディオ用のヘッドホンとして使うには高音がこもっているように感じた。

若干疲れ気味の表情をしたNさん

  1. 私は、密着度の高いヘッドホンをつけると、耳あて部分の素材によって耳がかゆくなったりします。
    これなら耳あてがメッシュ加工のおかげなのか耳がかゆくならなかった。
  2. 映画を見ると映画館にいるような気分になれる。
  3. でも、ヘッドホン自体が重い。

目付きの鋭いSさん

  1. 十分な重低音と、音の広がりが感じられた。
  2. 長時間利用でも耳が痛くならない、優しい柔らかさのイヤーパッド。
  3. コントロールボックスの、接続先切り替え機能が便利。
  4. 5.1ch非対応なのは、残念。

音にはちょっとうるさいUさん、辛口バイヤーIさん、特別ゲストの職人2号、他

  1. 音声は聞き取りやすい
  2. 音楽再生向けには音域が狭い。
  3. 密閉型なのに意外と環境音を拾ってしまう。
  4. 重い。

など、良い意見もある中で、その方面にこだわりのある方々からは辛口な意見も飛び出しました。

で、結局のところどう?

どうやらまとめてみると

  • 音声、ボイスチャットは聞き取りやすい:◎(多数)
  • 手元のスイッチで入力切り替えが簡単にできるのは便利:○
  • 音に迫力がある:○(映画の音声やゲームのBGM等は可)
  • 純粋な音楽鑑賞用途にはいまいち?:△(人による)
  • ロゴが光る:◎(ひかりもの大好き)

という結果になりました。
要するに音楽や効果音が入り乱れるゲームプレイの最中でも音声チャットは明瞭に聞き取ることができる!
「音声チャットで連携をとりながらの白熱したゲームプレイでこそ本領を発揮するゲーミングヘッドセット」という姿が浮き彫りになった?のではないかと思います。

もちろんConsole入力はゲーム機のみならずPCでも使えますのでネットゲームに帯域を集中させて音声チャットにはスマホ、タブレットからモバイル回線経由でMIX、なんて使い方もできそうです。

ヘッドセットとしてはやや高めですが音声チャットを使いこなしながら白熱したゲームプレイに没頭したい、すぐ使いたい、設定に煩わされたくない、というゲーム志向の方にオススメしたい逸品、と思います。

お店にGo!
以上速攻レビューでしたが、まだまだ文章や画像では伝えきれない、見えないことが多々あります、気になった方は是非お店に来て見て触って、ついでにお買い求め頂ければ!!

執筆:パソコン工房 職人4号